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PHOTO NEWS



 このコーナーでは、写真展や美術展そして、写真集、写真に関するニュースのほかに奄美に関わるニュースや著作物の紹介などを織り交ぜながらお伝えします。

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展示会  

パリで久保井さん2.jpg  芸術の都・パリで個展       夢が実現「次への刺激に」  
 
 芸術の都・フランスのパリで個展を開くことになった洋画家がいる。「洋画をやる以上、フランスで個展を開くのが夢だった。まさか実現するとは思わなかった」と語る久保井さんは、「やるからにはパリで多くの刺激を受けて次につながるものを発見してきたい」と意欲を燃やしている。
          (写真・久保井 博彦さん)

 パリで画廊を経営するブリューノ・メゾンさんと河津・メゾン・真理恵さん夫妻が横浜で絵画展を開催した際、久保井さんの作品に興味を示し、個展開催を持ち掛け、実現の運びとなった。
 久保井さんは高校時代から絵画を始め武蔵野美術大学などで絵画を学んだ。1976年に帰島後は、仕事の傍ら絵画制作を続け、二科展や若手画家のグループ展などに出品してきた。現在は日本美術家連盟の会員でもある。
 「長くやっていると自分のスタイルができてくるが、その枠にはまりたくない。人に好まれる作品とか、売ることなどを考えずやっていきたい。真っ向勝負することで、作品から何かを感じてくれる人が出てくる。現にこうしてパリの画廊から声が掛かった」と久保井さん。 
 「波の動きやデイゴの樹の生命力など、奄美の風景の中に潜むエネルギーを描きたい」とも語る。還暦を迎え絵描きで60、70ははなたれ小僧」と述べ、縦1.9㍍、横1.6㍍のキャンバスを5枚1組にした大作に挑むなど、創作意欲は旺盛だ。
 パリでの個展には新作を中心に油絵や水彩などの小品を15―20点ほど持っていく予定。久保井さんは多くの名画を生み出した地で、自分の絵画がどう評価されるのか楽しみにしている。

屋良写真展02.jpg 屋良展示会地図02.jpg屋良勝彦『写心展』
    終幕のない「レクイエム」 
 
期間:2008年6月10日(火)––15日(日) 
場所:沖縄県立博物館・美術館 県民ギャラリー
時間:9:00〜18:00(金・土は20:00) 
■アーティストトーク 6月14日(土)
 14:00〜15:00(美術館講座室・県民ギャラリー)

 「道の島美の交流」で数十年沖縄写真協会の方々と交流を持ち、「全琉秀作展」などでお互いの秀作品で親睦を分かち合って来た。その会員の一人である屋良勝彦さんの写真展開催案内。
 屋良さんは「多くの命が失われた沖縄戦…当時私は5歳。家族と共に2ケ月余も南部の戦場を逃げ惑い、あげく半数が犠牲となった」と語る。

hiroshi-suga.jpg 奄美パーク地図01.jpg管洋志写真展
   『奄美』—シマに生きて— 
 
期間:2008年8月13日(水)––9月5日(金) 
場所:県奄美パーク田中一村美術館
   企画展示室(奄美市)
時間:10:00〜18:00(最終日17:00) 
■フォトーセミナー 8月13日(水)

omote.jpgAMAMI SIMA NI IKITE hyousi.jpg写真家・管洋志さんが奄美大島に魅せられて5年…、渾身の集大成。
管さんは「山は深く、緑は濃く、紺碧の黒潮に包まれ、淡々と生きるシマンチュ(島人)暖かく、ゆるい湿気を含んだ風が人間の心を豊かにする。夕暮れのゆっくり歩む時。奄美が東南アジアの北限であると確信した」と語る。
 
新潮社から『奄美』—シマに生きて— 発売中!

第7回写真展
FOTOS題字.jpg FOTOS展示場所01.jpg期間:2008年8月26日(火)––31日(日) 
時間:10:00〜19:00
場所:ギャラリー「杜」
鹿児島市中町5の2(お茶の美老園2階)
出展者                 ☎099-226-3441
FOTOS展示者.jpg実力者の集団「FOTOS」の写真展に"MUSYA"も特別参加させていただくことになりました。この機会に写真の原点に返り、今一度『写真とは?』に対峙して見たいという思いのままに、被写体と向き合いたいと思う今日この頃です。この機会をいただいたことに「FOTOS」の皆さんに感謝申し上げます。

(第6回展レフレットから)

FOTOS6回展から.jpg 

著 書  

「ユタ」の黄金言葉.jpg 奄美テゲテゲで行こう.jpg悔.jpg西村 仁美著 
 
「ユタ」の黄金言葉 
(くがにくぅとぅば) 沖縄・奄美のシャーマンがおろす神の声
出版社:東邦出版
定 価:1,680 円(税込)
 
 これまで地域によってはタブー視されていた「ユタの黄金言葉(くがにくぅとぅば)〜沖縄・奄美のシャーマンがおろす神の声」が全国の書店で07年12月発売された。

 奄美市の阿世知照信さんら奄美から沖縄までの11人のユタの自然と生きる姿と黄金の言葉を書き連ねている。
 阿世知さんの言葉から「いちばん上に星、次が太陽、月、雨の水、下は海の湖水、山、土地、木。この真ん中に人間は生きているのだから」。
※5月28日に発売された女性誌「oggi(オッジ)」(小学館)に扉を含め3Pで掲載された。 

 他に『悔—野宿生活者の死と少年たちの十字架』出版社:現代書館、定価:2,100 円(税込)
    『奄美・テゲテゲで行こう!』出版社:現代書館、定価:1,890 円(税込)
 

 西村さんとの出会いは、ある出版社のルポライターとして来島し、数年間奄美に住み着きながら取材を重ねていた。友人の紹介で写真が好きということもあり、奄美市美展の展示や沖縄・奄美「道の島美の交流展」などに参加、出品されていて、それからの友人の一人。