化学のドレミファ

発行所黎明書房
著 者米山正信
第1刷1997年7月25日(第1巻)


第1巻反応式がわかるまでドルトン先生あらわれる/50+50=96?/ゴマとダイズをまぜたなら/針の先の水のしずくの中の住民の人口は?/ナメクジに塩をかけるとなぜしぼむ?/ヤミ夜のサッカー試合/風速900mの静けさ?/原子の国探検のマイクロカー/元素・化合物・混合物/キャラメルは固体か液体か?/水はなぜHO2ではいけないか/酸素の中でものを燃やす実験/とんできました・ぶつかりました・あ,へんな粒になった/あだ名は重宝,いろいろわかる/原子・分子の体重測定/頭からすぐモルことのないように/水素の実験/ドルトン先生消える−先生の書きのこした手紙−
第2巻イオンのことがわかるまでブドウパンかキントンか/カラカミに骨もあることをたしかめる方法/電子のアパートは高層建築/自然は規則正しい/共学のクラスメートと異性の親友/仲よしのふたりは会えば必ず手をつなぐ/ネコが来るとネズミは魚をおいてにげる/ネコとネズミとイヌの三角関係/ホームの混雑をなくすには列をつくる/マイナスはプラスにひかれ,プラスはマイナスにひかれる/渡船場の舟の重さと乗客の人数の関係/はげしかったふたりもいっしょになると水のように落ちつく/大砲一門あたりの重さが戦闘単位/はでなエンさんとじみなサクさん/鳴かぬホタルが身を焦がす/月なきみ空にきらめく光
第3巻熱の正体がわかるまで『熱の研究に熱を上げるキッカケ』光一君,カゼをひいて熱を出す/並べて熱しても水より油のほうが熱くなる/熱の大きな入れものと小さな入れもの/『熱はカロリック(熱素)という小人のしわざとすると』熱いお湯に入れると牛乳ビンが割れるわけ/温めたら指輪ははまりやすくなる?/魚を焼いた煙が天井をはうわけ/ポケットの中のアルミニウムの靴ベラがズボンより熱くなるわけ/空間をとんで行く熱の小人?/『熱の小人はいなかった!』熱の正体は分子のダンスだった/分子の運動と引力のバランスから/分子をゆり動かせば熱が出る/電波で分子をゆり動かせば/同じ電気でどうして冷やす?/『熱の研究の一段落』マリ子さん,カゼをひいて熱を出す/食物の中で熱はどのような形で蓄えられているのか
第4巻化学反応はどうしておこるかガス爆発でペンフレンドのおかあさんが死んだ/グループ討議でわかったこと/分子と分子の間に働く力/原子と原子の間に働く力/活性化エネルギー/反応速度と触媒/爆発という現象について/平衡ということ/自然は乱雑さの増す方向へ/原子には結合能力がある/化学反応はどうしておこる
第5巻有機化学がわかるまで有機化合物と無機化合物はどうちがう/C1化合物(炭素原子1個の化合物)/C2化合物(炭素原子2個の化合物)/特性基に基づいた有機化合物の分類/実験の物質を実験的に調べていくには/C6化合物−ベンゼンの仲間たち/栄養素といわれる有機化合物群,その1太陽のカンヅメ炭素と水の化合物,その2高級脂肪酸グリセリンエステル,その3生命を支える化合物/化学のつくった新しい物質/神の忘れたものつくる

全5冊からなるシリーズです。
高校生程度であれば十分理解できる平易なないようで書かれています。
中学生の登場人物による会話形式があったり,化学記号が出てきたりします。
中学生でも興味のある人には理解可能かもしれません。
ちょっと詳しく知りたいという人の読み物に良いのではないでしょうか。
定価が1800円とちょっと高めですが,図書館などに入れるのもいいのでは?

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