トップページへ

●お部屋の色づかいについてはファブリック・レッスンへどうぞ

色が人間に与える影響
カラーコーディネイトの重要性
色彩の持つ固有の効用に加え、カラーコーディネイトが人間の心理に与える影響が大きいことも認識する必要があります。
新緑の山並み、晩秋の茜色に染まった夕焼けなど自然のおりなす美しいカラーコーディネートは、人種・性別・年齢に関係なく
誰にでも感動を与えます。しかし、人工的に着色された色彩の洪水の中にいる現代人は、不快なカラーコーディネートの中で
知らず知らずのうちにストレスをためているものともいわれています。快適なインテリア空間を創るには、調和のとれたカラーコ
ーディネイトを行うことが大切です。
色による影響の違い
イエロー 陽気で上昇志向をもたらす色
自律神経を活性化させます。心臓、肝臓の働きを促進します。胆汁の分泌を促進させ、胃や腸の活動を盛んにさせます。
心を陽気にさせ、スランプ解消上昇志向をもたらし、意欲的な気分と結び付きやすい色です。
グリーン 落ち着きと安らぎを感じさせる色
安定感や平常心を取り戻す効果があります。
大脳の下垂体にはたらき、そこから神経のはたらきで筋肉や皮膚などを生き生きさせます。副甲状腺の分泌を促進し、病原菌や毒物を排除、肝臓を刺激して血圧の調整を行います。
オレンジ
イエロー
インシュリンの分泌を助ける色
インシュリンの分泌を助けるので、糖尿病患者に効果があります。アルコールを受け付けない色でアメリカでは、アルコール患者の病室の内装色にも使われています。

ブルー 神経をやわらげる色
副交感神経系を刺激し、脈拍・呼吸・血圧・体温を下げる効果があります。神経を鎮静化させるので不眠症の治療にも使われています。下垂体の分泌を促進し、生体の呼吸率を増大させます。穏やかな精神状態へ促し、心を落ち着かせる色です。

オレンジ 食欲を生む色
赤と同様に食欲を増進させる効果があります。潰瘍をやわらげ甲状腺機能を正常化する働きがあります。肺機能を高めるので喘息や呼吸疾患にも有効です。脾臓、膵臓にも働きかけ、血液の循環に効果を発揮します。
パープル 自己治癒力を促す色
神経系の反射を鋭くし、病気の回復過程を早める色です。もっとも鎮静作用のある精神的色だといわれます。神経質な人や落ち込みやすい人、また興奮しすぎる人にも効果的です。遺伝子の損傷を修復する効果があるともいわれています。

レッド パワーを生む色
交換神経系を刺激し、脈拍・呼吸血圧を上昇させ、消化液の分泌を促進させるため、食欲を増進させてくれます。血圧を上昇させる働きがある為低血圧の治療にも利用されています。貧血症の人の赤血球の人の赤血球の増殖にも効果を発揮します。また大脳を興奮させ憂鬱症にも効きます。
ホワイト 自律神経を活性化する色
白は体が必要なすべての波長を与えてくれますので、健康には良い色です。白を身にまとうと健康を取り戻す効果があります。ただし光りの反射率がもっとも高く、まぶしさを与え目には良くない色でもあります。高齢者には広い面積での使用は避けたほうが良いでしょう。
ピンク 幸せとリラックスを促す色
鮮やかなピンクは赤とはと反対で、心身の働きをスローダウンさせます。内分泌系のアドレナリンの分泌を促進させるため、心や空だの筋肉をリラックスさせるのです。また若返りの色ともいわれ、高齢者には有効です。幸せでリラックスした気分を促してくれる色です。
ブラック 絶望感を抱かせる色
黒は、抑圧的な気分にさせたり絶望感を抱かせる色ですので、インテリアへの多用は控えた方がよい色といえます。ロンドンのテームズ川にかかるブラックフライヤ橋の色を黒から緑に塗り替えたところ自殺者が3分の1に減少たそうです。