1. よねさんのExcelとWordの使い方 » 
2. ワード2013基本講座 » 
3. 差し込み印刷 » 
4. 差し込み印刷で小数値を正しく表示したい

ワード2013基本講座：差し込み印刷で小数値を正しく表示したい

• Excelのデータを差込印刷したいとき、小数値がうまく表示できないケースでの対処方法です。

はじめに　　　　　Topへ

• 使用したデータはExcelで作成したものです。B、C列は 小数値になっています。　
  
• ここではラベルへの差し込み印刷を例として使用しています。
  ラベルへの差込印刷の手順は　Word2010基本講座：宛名ラベルの作成方法　をご覧ください。

小数値がうまく表示されない例　　　　　Topへ

• 差し込み印刷の手順

1. [宛先の選択]→[既存のリストを使用]を選択します。
   
2. ファイルを選択すると、データファイル形式の確認画面が表示されます。
   「OLE DBデータベース ファイル」を選択した状態で、[OK]ボタンをクリックしました。
   
3. フィールドを下図のように配置しました。
   • ここではラベルへの差し込み印刷を例として使用しています。
     ラベルへの差込印刷の手順は　Word2010基本講座：宛名ラベルの作成方法　をご覧ください。
   
4. 差し込み文書 タブの[結果のプレビュー]を実行します。
   
5. すると、下図のように小数点以下の桁数が多く表示されたり、小数点以下が0のときは整数で表示されました。
   

「Microsoft Excel ワークシート DDE」を利用する　　　　　Topへ

• Wordのオプションの設定を確認します。

1. [ファイル]タブをクリックしてバックステージビューを表示します。
2. [オプション]を選択して、「Wordのオプション」を表示します。
   [詳細設定]で「文書を開くときにファイル形式の変換を確認する」にチェックを入れます。
   

• データファイル形式を「Microsoft Excel ワークシート DDE (*.xls)」を選択します。

1. [宛先の選択]→[既存のリストを使用]を選択します。
   
2. ファイルを選択すると、データファイル形式の確認画面が表示されます。
   すべて表示にチェックを入れます。
   データファイル形式を「Microsoft Excel ワークシート DDE (*.xls)」を選択します。
   
3. フィールドを下図のように配置しました。
   • ここではラベルへの差し込み印刷を例として使用しています。
     ラベルへの差込印刷の手順は　Word2010基本講座：宛名ラベルの作成方法　をご覧ください。
   
4. 差し込み文書 タブの[結果のプレビュー]を実行します。
   
5. Excelの表示と同じように差し込み印刷ができました。
   

フィールドコードを修正して対処する　　　　　Topへ

• データファイル形式が「OLE DBデータベース ファイル」の状態で対処したいといったときには、フィールドコードを書きなおすことで対処することができそうです。

1. 下図のように、フィールドを配置しました。
   
2. [Alt]+[F9]でフィールドコードを表示します。
   
3. 下図のようにフィールドコードを修正しました。\# スイッチ　で表示形式を設定しています。
   
   • { MERGEFIELD 数値 \# 0.0 }　
     0.0　として、小数点以下1桁で表示する表示形式にしています。
     桁数が多い数値の場合は小数点以下2桁目が四捨五入されます。
   • { MERGEFIELD 数値2 \# #,###.0 }
     #,###.0　として、桁区切りを表示する表示形式にしています。
     小数点以下1桁で表示しています。
   
4. [Alt]+[F9]でフィールドコードを非表示にして、差し込み文書 タブの[結果のプレビュー]を実行すると・・・
   設定した表示形式で数値の表示ができました。
   
5. フィールドコード内で　表示する文字列を設定することもできます。
   下図では　{ MERGEFIELD 数値2 \# "金額 #,##0 円"} とした例です。
   
6. 金額 1,200 円　といった風に文字列を含めて表示することができました。