エクセル2013基本講座：パワービュー(Power View)でマップを利用する

使用したデータ	パワービューを利用する	マップを作成する
マップを変更する	日本地図をベースに作成する

使用したデータ　　　　　 Topへ

地図を使ったグラフを作成してみます。
使用したデータにはマップに必要な住所のデータを付け加えています。

下記のデータは「鹿児島市の観測地点別降灰量の推移（H19～H23)」から引用しました。(2015/9/9　リンク先が削除されていましたのでリンクを解除しました。)
桜島の噴火に伴う降灰量のデータで単位は　g/m2　です。

住所	観測地点	平成22年	平成23年
鹿児島市吉野町７９５５	吉野公園	4,881	3,878
鹿児島市東郡元町４-１	気象台	753	1,787
鹿児島市本城町１６９６	吉田支所	913	405
鹿児島市東桜島町８６３-１	湯之(東桜島)	5,151	13,646
鹿児島市上谷口町２８８３	松元支所	357	373
鹿児島市山下町11番1号	市役所	1,848	2,692
鹿児島市桜島藤野町１４３９	桜島支所	10,848	8,217
鹿児島市郡山町	郡山町	721	725
鹿児島市喜入町7000	喜入支所	23	243
鹿児島市上福元町	上福元町	156	421
垂水市海潟	海潟	11,992	9,887
霧島市福山町福山5290-61	福山総合支所	903	252
鹿屋市輝北町上百引3914	輝北総合支所	1,773	1,414

パワービューを利用する　　　　　 Topへ

パワービューを試してみます。
1. データリスト内のセルを選択します。
2. [挿入]タブの[レポート]グループにある[パワービュー]を実行します。
3. Power Viewの挿入で「Power Viewシートの作成」にチェックが入っているのを確認して、[OK]ボタンをクリックします。
4. Power Viewシートが作成されました。
マップを作成する　　　　　 Topへ
1. [デザイン]タブの[マップ]を実行します。
2. 期待したマップ上のグラフが簡単にできてしまいました。
  - フィールドの設定は下図のようになっています。
    (フィールドの数が少なかったためか、期待通りの配置が自動で設定されました)
    - Σサイズにプロットしたいデータ「平成22年」
    - 場所にプロットしたい場所「住所」
    - 色に[観測地点」
3. 地図がちょっと小さいのでマップの四隅にあるハンドルをドラッグして拡大しました。
  - この状態で観測地点をクリックするとそこがハイライト表示されます。
  - 下図は「グレースケールの道路マップの背景」が設定されています。
4. Power Viewフィールドで「Σサイズ」を「平成23年」に変更すると下図のようになります。
マップを変更する　　　　　 Topへ
1. [レイアウト]タブの[マップの背景]をクリックするとマップの背景を選択することができます。
2. 「道路マップの背景」を選択した例です。

日本地図をベースに作成する　　　　　 Topへ

上記の例では鹿児島市の降灰データを使っていましたので、スケールが小さい?ので、日本地図をベースにしてみます。

使用したデータ

農林水産省大臣官房統計部(H24.3.15公表) 平成23年産茶生産量(主産県) から引用しています

住所	県名	計
静岡県	静岡	33,500
鹿児島県	鹿児島	23,800
三重県	三重	7,350
宮崎県	宮崎	3,670
京都府	京都	2,870
福岡県	福岡	2,170
奈良県	奈良	1,750
佐賀県	佐賀	1,560
熊本県	熊本	1,420
愛知県	愛知	927
長崎県	長崎	735
滋賀県	滋賀	718
岐阜県	岐阜	641
埼玉県	埼玉	631
高知県	高知	310
茨城県	茨城	13

マップの作成手順は同じですので省略します。
下図のような日本地図が作成されました。
西日本にデータが偏っていますので、ズームします。
[拡大]ボタンをクリックして拡大します。
表示位置はドラッグして動かすことができます。
- フィールドの配置は下図のようになっています。
表示するデータのフィルターも可能です。
1. 「フィルターの表示」をクリックして、フィルターを表示します。
2. Σ計でフィルターした例です。
  バーをドラッグして、表示データを「2813以上」に絞った例です。
3. 上位5件の表示になりました。
  表示される地図の範囲も自動で変化しました。
個別の表示も可能です。
1. 縦軸のマルチプルに「県名」を配置します。
2. 県別の地図表示になりました。