里のクロたち
’10シ-ズンの釣果の中から (一部は宇治,津倉瀬,鹿島,久多島のクロ)
クロと呼んでね。口太とかボクは決して呼ばない‼
里のクロについて
これまで(2010 6月まで)釣り上げた845尾のデ-タから,いろいろと考察してみよう。
図1
まず,大きさから。
全体釣果845尾中,体長42㎝~は合計59尾で,全体の7%。
重量1.2㎏~は合計73尾で全体の8.6%。
・47㎝までの個体は,ある程度見られるが,50㎝前後,50㎝オ-バ-の個体はグッと減る。かなり少ないと言える。中でも50㎝オ-バ-は一段と希少。
それだけに型見ると嬉しい筈だね,やっぱり。クロ釣りにおいて大きな目標たるね。
・体長32~33㎝クラスが全体の約12%,35~38㎝クラスが50%,38~40㎝が20%,41㎝~は18%というところ(42㎝~7%を含む)。型狙いの一つの目安となる40㎝オ-バ-が,2割弱,まあ5尾に1尾の割合。里のクロ,型がいいという結果が数字にも表れていて,経験上での実感とも合致する。
・重量で見て行くと,600~700gクラスが全体の約10%,700~900gクラスが50%,900~1㎏までが22%,1㎏~が1.2㎏~も含め18%というところ。
次,体色についてだあ。
・地グロ 浅場の岩礁に住んで深場には回遊しない(?)とかで,やっぱり濃い黒緑色というところか。
・ワタリ(回遊) 深場に落ちたり,広く回遊する(?)と言われ,海の色に限りなく近い青色。中には白色がとても強い個体も混じったりする。
大きく上記の2種に区別してもいいと思うが,場所(瀬)によっては,半ワタリとボクが便宜上呼んでいるクロもいる。
野島の長瀬,横田瀬周辺の個体がそれで,緑色が強い。心なしか,鱗も少し荒いような気がする。
又,梅雨期,梅雨グロと呼ばれる個体の中には,ミルク色を体全体に薄く塗ったような,靄がかかったような,なんとも形容しがたい,とても美しい個体もいる。
・ワカナの体色についても一言。
小型のもので,クロによく混じり釣れて来る個体は,クロとそんなに変わりはないが,大きくなるにつれ,黒味が増し,茶褐色の個体が多い。甑周辺もこの傾向が強いように思うが,回遊するタイプは,さらに褐色が強い。(茶グロ-関西風に言うと茶グレ)。しかし,これとは逆に青味が強い個体もいるのだ。どうも,棲む所により,色も変わるよう(?)でもある。
このペ-ジに掲載した写真等参照していだき,今ボクが述べてきた事等,あれこれ感じていただければ幸いです。
’2012 6月現在里での釣果1002尾で
図2
42㎝~は全体の8.6%
1.2㎏~は全体の9.9%
40㎝~42㎝の型を含めると40㎝~は全体の約17.8%となる。
同様に1㎏~も上値とほぼ同じとなる。
里のクロ 大体1㎏あったら長さも40㎝はある。いくらかは例外もあるが。
里では5尾か
6尾釣り上げたら,その内の1尾は必ずキロオ-バ-,40㎝オ-バ-が混じると言う計算!!!!
まあ,こんなもんか。
次はワカナだよ。ワカナとはクロメジナ(尾長)の鹿児島呼び。
ボクは尾長なんて呼びたくはない‼‼ でも,以下の魚たちワカナと呼ぶには小さ過ぎるね。大きいの釣らないと。
’10シ-ズン釣った600g~1.35㎏(44.5㎝)までのワカナ子たち。
大きいのはボク以外の釣り人が釣ったもの!! 敬意を表しここに掲載だ!!
49㎝~60㎝オ-バ-。(’10シ-ズン,里で)
ボクがこれまで,甑島(里,鹿島)で釣った50㎝オ-バ-のワカナは,以下の4尾。
鹿島 円崎灯台下 59㎝ 2.6㎏。 里 黒神3番 54㎝ 2.1㎏
里 沖の島スベリ(角) 50㎝ 1.8㎏ 沖の島スベリ 60.5㎝ 3.0㎏
written 2012 12月31日
BEST SHOTS!!!! in ISO of WAKANA KURO
2012
宇治 鮫島 中型ワカナ
野島 長瀬周辺の地グロ 緑色の濃い個体が多い
里 沖磯のワタリ小尾長 体色はブル-が強くクロと混棲してる事も多い?
2013
津倉の小ワカナだけど立派な尾!!!!! 大きくて切れ込みも鋭い 引きが強いわけだ!!!!!
里 松島のワカナ40㎝級
60.5㎝ 里 沖の島スベリ
2014
里 野島の瀬出し 小振りの地グロ 尾の切れ込み殆ど無い!!!!
里 黒神のワカナ45㎝
里 馬の背 水道部の流線型クロ 44㎝
宇治の良型クロ 44㎝
大きく見えるが 45㎝!!!! 鷹島のワカナ
ブル-の斑紋が綺麗
2015
宇治 双子の小ワカナ
宇治 鮫島の50㎝前ワカナ
60.2㎝ 宇治 双子