タルキートナーにて

次の日はタルキートナーに着,夕食はドライブインに行った。メニューはコックの安さんが教えてくれた,ハム&ツーエッグを頼んだ。ハムはステーキぐらいあり、美味しかった。
 タルキートナーでは、プッシュパイロットの名手ドン・シェルダンにフライトの依頼をしていた。シェルドンは片足が悪いけれど、アラスカきってのプッシュパイロットで、植村直己も彼に依頼した事がある。腕はかなりのものだと聞いている。
 すぐにでも、氷河に入りたかったけれども、天気が悪く、フライトできないので、天気待ちとなった。ぶらぶらしていると近所の子供達が集まってきて、ベースボールをやろうと言うことで、日米決戦をした。結果は日本の大勝利。米国チームは、負けたのがしゃくだったのか、今度はバックネット登りをしよう。『お前たちはクライマーだから速いだろう」と、これは、すばしこい米国の勝ち。日本語と米語、それぞれ教わったり、教えたりした。子供なら「ワンスモアー」と解らなければ何度も聞くことが出来た。
誰かが、『馬鹿』『アホ』や、あげくの果てには、『チンポ』『マンコ』と教えたものだから、その辺を御下劣な言葉を、連呼しては大騒ぎであった。


ベースキャンプから望むMt.フォレーカー