雑誌掲載のご紹介
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このたび、鹿児島市が季刊誌として発刊している「市民フォト鹿児島」に下記のとおり、当店店長のチェスンジュが紹介されました。
鹿児島でお店を始めたいきさつや、韓国人の目から見た日本、等々が紹介されています。以下は本文の抜粋です。ぜひ、読んでくださいね
    


「韓国人はキムチなくしては生きられない」というのは本当らしい。キムチが少なくなるとどんなに忙しくてもキムチ作りを優先させるのだという。チェさんのキムチはおばあちやんゆずり。キムチは韓国のおふくろの味であり元気の素のようだ。

愛する日本
 チェさんが鹿児島に来たのは、鹿児島出身の夫・博さんとの出会いがあったからだ。出会うまでは「正直に言うと日本に対してマイナスイメージを持っていた」という。それでも結婚したのは、「主人が韓国を愛し、理解してくれていた」から。「だから私も日本を愛したいんです。実際、最初はイメージが邪魔してかなり気を使ったけれど、鹿児島に住んで近所やPTAでたくさんの人と親しくなって、日本がどんどん好きになりました」。住んで7年。彼女にとって、日本=鹿児島だといえる。

近くて速い国」から「近い国」に
 日本に来た当初は韓国に関心がない人の多さにショックも受けた。「韓国は距離は近いけれど遠い国なんだ」と思った。
 しかし少し変化が。「韓国でも変わってきました。昔は日本と試合をするとき競争心がすごく強かったけれど、(サッカーの)ワールドカップを一緒に開催することになって、日本を応援する声が出てきました。協調ムードが高まっていますね」。
 お互いを理解しようとする気持ちが大事だというチェさん。「コチジャン(韓国味噌)と日本の味噌を混ぜて焼肉のタレを作ったら、すごくおいしくできたんです。日本と韓国の間も、それぞれの良さを知って混ぜる(交流する)と素晴らしいものになると思います」。

広がる夢
 昨年、宇宿三丁目に韓国料理と食材の店をオープンした。以前頼まれて教えたキムチ教室が好評だったときに生まれた夢を実現させたのだ。また、子育てとお店の傍ら、高校や公民館で韓国語を教えている。「鹿児島の人にもっと韓国が身近になればいいなと思います。これからさらにいろいろな事を紹介していきたい」と博さんと夢を広げる。

 3人の子どもたちは鹿児島育ち。
毎年韓国へ里帰りしているものの「上の二人は辛くてまだキムチが食べられない(笑)」のだそう。子どもたちには「私が実際に接することで初めてわかったことがたくさんあるから、世界に出ていろんなことにふれてほしい」と願っている。
「個人と個人でふれあっていければ、世界は一つになれると思うんですよ。単純かもしれないけれど」との言葉は、チェさんのひろく、あたたかな人柄を表していた。

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