WARHAMMER英語6thマジック講座(初級)
本稿ではマジックの運用について研究いたします。
なお詳しくは、
Gamesworkshop”WAHAMMEAR−The Game of Fantasy Battles”p134〜p151をご覧下さい。
3日目 魔法戦力の構成要素(2)
本稿では引き続き、魔法戦を構成する諸要素について研究いたします。
5,魔法使いの装備
魔術師自身が身に付けている魔法能力に加え,魔法使いが規定により身に着けられる様々な装備があります。
武装
基本的にはハンドウェポンです。
キャラクターの追加装備の欄にそれぞれの魔法使いが装備できる武具が規定されています。
騎獣
多くの場合、馬、狼等に騎乗でき、バーディングも装着できます。
また、ロード級の中にはモンスターに騎乗できる者もありますし、チャリオットに搭乗できる場合もあります。
マジックアイテム
前項で述べた通り、ヒーロー級50P、ロード級100p(種族により増減アリ)のマジックアイテムを装備できます。
特にアルカナアイテムは、魔法使い専用アイテムなので、魔法能力を向上させる物がそろっています。
6,個々の装備の評価
武装
魔法使いは非常に高価な兵種で、もし接近戦したなら一人10P前後の1兵士とさして変わりません。
また、接近戦中の魔法使いは魔法を使用できない為接近戦をするメリットがありませんので、基本的には武装は必要ないと言えます。
騎獣
ウォーホース等に騎乗する理由は、ひとえに要らぬ接近戦を回避する為です。
移動力の増大は、魔法をキャストするに絶好のポジションへ魔法使いを運びますし、危険な場所から速やかに離脱させてくれます。
モンスターも、主として移動力の増大に大きなメリットがあります。
ドラゴン級のモンスターなら攻撃力も期待できますが、騎乗者が脆弱な為戦士系のキャラクターが騎乗したものより容易く撃退されるでしょう。
チャリオットはコストも比較的安価で、攻撃力、耐久性に優れますが、上記の物より小回りがききません。
マジックアイテム
上記二つのカテゴリより多くポイントを投資でき、また劇的に魔法使いを強化するのがマジックアイテムです。
特に魔法戦に関係するアイテムはアルカナアイテムに多く含まれます。
パワーストンとディスペルスクロール
コモンマジックアイテムの中で特に重要で、ユニークなアイテムがこの2つです。
ディスペルスクロールは、Irresistible Forse以外でキャストされた魔法を必ず打ち消します。
パワーストンはキャストする魔法について、パワーダイスを2個追加します。
(1Lvウィザードがパワーダイス2+パワーストンで魔法をキャストすると4個パワーダイスが振れます)
パワーストンは一時的に魔法使いのキャスト能力と、パワーダイス総量の2つを増強する為非常に強力です。
そして、この2種は使用が一度のみですが、アルカナアイテムでありながらアルカナアイテムのスロットを消費せず、一人で複数持てるという特性があります。
(通常マジックアイテムは1つのカテゴリ(マジックウェポン、マジックアーマー等)につき1つしか持てない)
コモンアイテムなのでどのアーミーでも装備でき、使い勝手も非常に良いので、これらは当然使用してくる想定で作戦する必要があります。
アルカナアイテム
魔法使いの能力を引き上げるアイテム群で、アーミー毎に多くのバリエーションがあります。
能力を引き上げる物:
魔法の所持数を増やす物、パワーダイス、ディスペルダイスを供給する物があります。
バウンドスペルアイテム:
魔法(もしくはそれに似た効果)を行使できるアイテム。
パワーダイス無しで使用でき、ミスキャストもない為確実性が高いが、設定されたパワーレベル(大抵は3〜4)を目標にディスペルする為、容易に打ち消される。
魔法戦の流れの中で、使用のタイミングを上手くはかる必要がある。
稀にエンチャンテッドアイテムにも含まれますが、威力が劣ったり一度だけの使用等制限があったりします。
その他、多く見られるアイテムの中に、ディスペルもしくはキャストの出目に+1するものがあります。
不安定な魔法の中で珍しく固定値で、キャスト毎に効果が及びますが、あまりに微弱なので使用に耐えるかは疑問です。
パワーダイスを操作する物は、魔法戦の均衡を著しく崩します。
バウンドスペルアイテムも、魔法のキャスト数を1個増やすと言う意味では同様です。
これらの運用が魔法戦の成否を大きく左右すると言えます。
以上が、魔法戦に関する基礎的な要素です。
敵味方双方がこれらを駆使し、マジックフェィズの主導権を争い、ひいては戦い全体を有利に導こうとするわけです。
次項からの中級編では、1000P前後の比較的小規模な魔法戦の実際を取り扱います。
続く