デンドロビウム(ファレノプシス系)
夏の管理6〜8月

HOME 育て方のポイント

2001-06-01

栽培カレンダー | 特徴と栽培のポイント | 各部の呼び方 |
春の管理 | 夏の管理 | 秋の管理 | 冬の管理

夏は生育の最盛期。着生ランなので光線と通気 を好みます。

置き場所(桜島の降灰には要注意)

 桜島の降灰には特に注意しま しょう。

△梅雨期 

 降雨・曇天の季節。鉢は雨水が当たらず、風通しが良く、光線の当たる所に置さます。

△梅雨が明けたら

 夏の生育期には戸外やベランダなど風通しの良い所で、台の上などに置きます。

 光線の条件は8万〜9万ルクス程度の光量なので、30%前後の遮光下で育てます。夏になり、急 に戸外に出すと強光線で葉焼けを起こすので、少 しずつ日光に当てで慣らすようにしましょう。風 通しがよい場所であっても強光線で葉焼けの原因 になります。

上手な水やり

 植え込み用土の表面が乾い たらすぐに与えます。ただし、梅雨期は過湿の状態にすると根腐れの原因になり、要注意です。盛夏は乾燥が激しいので朝と夕方の2回、十分 に水を与えるのがコツです。夏の水やりは特に重 要。夕方と早朝の水やりが株を太らせることにな ります。

肥料のポイント

 デンファレは夏も肥料を与えて株作りします。固形肥料(油かすと骨粉の 等量混合)を月に1回、3.5号〜4号鉢なら1〜 2個置き肥します。  配合液肥はリン酸の多いもの(例えばN−5、 P−10、K−5)を1000倍液にして、月に3〜4 回与えて株作りしましょう。

病害虫駆除

●果斑病

 葉に黒い斑点が出る病気で、発生の原  因は通風不足による生理障害です。特に夏の後 半から秋口に発生しやすく、置き場所が蒸れた 状態だと、どの季節でも発生します。デンドロ の系統に多発します。予防はデイセン類の600 倍液を月に2回、あるいはペンレートを月に1 回程度、葉の裏面によく付着するように、晴天日の朝に散布しましょう。

●カイガラムシ類

 初夏によく発生します。羽化 直後の幼虫期にオルトラン、カルホスで駆除します。



 


Copyright Web Create 2000-2001 All Right Reserved.