理系・文系の見分け方

目の前で,手(指)を組んでみましょう。右手,左手どちらの手の親指が上でしたか?
左手の親指が上の人は,理系。右手の親指が上の人は,文系です。
こんなうわさを聞きました。これは真実なのでしょうか?

ちなみに私は理系。な,なんと左手の親指が上でした。
しかし,私の妻は文系なのに左手の親指が上でした。あれっ?
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さて,みなさんから回答をいただき,集計しました。
リサーチの結果です。

 その通り 45%  いや違った 36%  その他  19%

信頼度「45%」となり,低い結果でした。
というより,右脳・左脳が〜という考えの意見を多く頂きました。

みなさんからのコメント(◆)です。↓

◆早速,やってみるとビックリ,右手の親指が上になるではありませんか!
僕は,高校では理系専攻でしたが,実は脳味噌は文系です。
数学・物理・科学は大嫌い!国語・地理・英語が好きな理系でした。
ということで,その見分け方は本物です。驚きました。

◆さて,私は左指が上でした。ということは,理系・・・
そんな馬鹿な!! 子供の頃から嫌いなのは,算数。数学。
物理なんて,「説明好きな物理学者がはた迷惑に考え出したもの」としか思わない。
パズル系のクイズなんてもってのほかのこの私が,理系なわけないです!!
生まれてから死ぬまできっと私は文系です。間違いなく。

◆最近読んだ本では,大学などで学生を理系,文系に分けてそれに必要と思われる分野だけを学ぶのは危険だと言う内容がありました。
数学や科学の最先端を研究し,新技術を次々と生み出していく科学者達。その科学者には,その研究結果や影響を皆にわかる言葉で伝える責任と必要がある。それには文系といわれる能力が必要。そしてその逆も有り。という話でした。
今まで私も,理系だから,とか言う意識でしたが,実際人としての生活では文系の能力って大事だなあ〜と思っています。
自分を表現したり,他人を理解する能力って言うのかなあ〜

◆まじめに答えてもいいですかね?
次は,若手心理学・脳科学者の意見です(ちょっと格好つけます).
理系・文系という考え方は間違いです.
むしろ,右脳優位・左脳優位と言うべきなのです.
このような大脳半球優位差をラテラリティと呼びます.
最近のベストセラーでも,地図が読めない女・話が聞けない男とかいう本がありましたが,すごい勢いで売れていますね.
左手が上にくる人は,右脳優位な人が多く,右手が上にくる人は左脳優位な人が多いというのは事実です.
これは,脳は,右脳が左半身を,左脳が右半身をコントロールしているからです.
もっと,この傾向が強く現れるのは,考え事をしているときに右方向に視線を向けるか,左方向に向けるかです.
左方向に目を向ける人は右脳優位,右方向に目を向ける人は左脳優位といわれています.
この大脳半球優位差ですが,右脳優位の人には,数学や物理などの理系的センス(能力)が高い人が多い,また左脳優位の人には,外国語や歴史などの文系的センスが高い人が多いのです.
なぜ,このように右脳は数学や物理,左脳は言語や歴史と関連があるでしょうか?
これには次のような右脳と左脳の機能(働き)の違いがあるからなのです.
右脳は,イメージや芸術,直観の処理を司っています.
一方,左脳は言語,意味などの処理と関わっています.
右脳優位の人には,美術的センスの高い人も多いですが,直観的な感覚が高いので,他人の話を良く聞いて理解する能力が低いことがあります.
一方,左脳優位の人には,外国語を習得する能力が高い人や,暗記力の高い人がいます.
その一方で方向音痴だったり,数学が苦手だったりしますよね.
なぜ,数学が右脳なのか?数学って結構,頭の中で図形を書いてイメージして問題を解いたりしますよね.
高校時代に,男の人が理系に行くことが多く,女の人が文系に行くことが多いですが,これは大脳半球機能差の性差と関係しているのです.
男性は右脳優位が多い,女性は左脳優位が多い.
だから,地図が読めない女,話が聞けない男,となるのですよ.
これを間違って,男脳,女脳という人がいますが,はっきりと「間違いです」と言えます.
ちょっと,まじめな心理学講座でした.
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この企画,第1回からすごく知的なものになってしまいました。
私も,「話を聞かない男,地図が読めない女」を読みましたが,心当たりのあることばかりで結構ドキドキしながら読ませてもらいました。ふう〜っ(^_^;)