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【知ってますか?カーテンの断熱効果を。−カーテン選びで冷暖房効果が変わる−
東リ株式会社(2000/01/20) 東リHPより抜粋                    

●無防備な窓を守る!カーテンの役割って?
 部屋に窓があると必ずカーテンがかかってますよね。なぜでしょう。先ずは、外から部屋が丸見えになるのを防ぐため、
そして光を遮って心地よく寝るため。そして・・カーテンの断熱効果って捨てたものではないことを知ってました? 外気
にガラス一枚で接している窓は無防備。カーテンはこの無防備な窓を外気の熱から、室内の環境を守っているのです。カー
テンは、部屋の中の暖かい空気が逃げにくくし、逆に外からの熱が入ってくるのもシャットアウトします。夏の日差しも、
冬の窓ガラスからの冷気の侵入も防いでくれます。そうカーテンは、ただの飾りではないのです。

断熱効果があるカーテンが、なぜ必要か?
 暖房器 ふつう、窓にはガラスが入っていますよね。ガラスはものすごく熱を伝えやすい素材です。つまり外の温度に影
響されやすく、そのために部屋の温度にも大きく影響します。
 部屋を快適な温度に保つには窓の断熱性を高めることが大切です。窓の種類にかかわらず、カーテンで窓回りを密閉状態
にするほど、断熱効果が上がることが報告されています。カーテンは断熱性の高いものを選ぶほうが、暖房も冷房もよく効
くということにつながりますよね。

カーテンによる断熱性の向上
吊し方 種類 熱貫流率
天づけ

ドレープ 
 朱子織り 380g/平方メートル
 レーヨン49%・キュプラ50%

7.14
天づけ

ドレープ 
 替わり織り 250g/平方メートル
 レーヨン100%

8.33
天づけ二重吊り

ドレープ 
 朱子織り380g/平方メートル
 レーヨン49%・キュプラ50%
レース 
 マーキセット 55g/平方メートル
 ポリエステル100%

5.00

*窓の条件 掃き出し窓・二重サッシ
*数値は、日本インテリアファブリクス懇話会「カーテン・カーペットによる室内の快適温熱環境計画」のデータを元に算出。

●どんなカーテンを選べばいいの?厚みと重さがポイント。
 生地の種類よりも、厚みと重さが決め手となります。太い糸で密度を詰めて、しっかりと織られたカーテンのほうが断熱性に優れてい
ます。重いということは繊維を多く使用していることの目安にもなり、遮音性にもつながります。薄い仕上げのものより、厚い生地を使用
しているものを選びたいですね。
●ドレープカーテンとロールスクリーンはどっちがいいの?
 ドレープがあると、谷間に空気を溜めておくことができるので、断熱効果も高まります。ロールスクリーンより、ドレー
プカーテンのほうが断熱性は高いということです。空気を溜めるという点では、ケースメントとドレープカーテンで二重吊
りすると、さらに断熱性が高まります。一重吊りより、二重吊り。
 また、障子で窓との空気を密閉すると、一般的な二重吊りのカーテンと同じくらいの断熱効果があるといわれています。
●どんな取り付け方がよいのでしょう?
 外の温度を伝えるガラス面を覆うだけでは、熱の移動は防げません。窓と室内の空気とを完全に遮断しましょう。天井か
らカーテンをつるす天付けは、上からの熱の移動を防ぐので効果的。下は床に被るほどに生地を長くたらすとよいでしょう。
カーブレールを利用すると、カーテンの横からの熱の移動を防ぐこともできます。