湯量豊富、泉質優秀な高城温泉は他に類を見ないと言われ、平成2年、全国2300とも2500とも言われている温泉の中から全国名湯百選(NPO法人健康と温泉フォーラムが、温泉療法医がすすめる温泉として選定した日本の温泉の一覧)に選ばれました。
鹿児島では指宿温泉、霧島温泉と並ぶものです。
Ph9.3以上無色透明の硫黄泉はぬるぬるした手触りなめらかな浴感が特徴的です。

共同湯温泉

泉質: 単純硫黄泉
適応症: 神経痛・リウマチ・腰痛・筋肉痛・胃腸病・婦人病・病後疲労回復 など

川内高城温泉郷は鹿児島県薩摩川内市中心部から北西に12km。海岸線沿いの静かな山間にあり、鄙びた温泉街の佇まい、軒を並べる土産屋は懐かしい風景を残しており、古くから情緒ある湯治場として知られています。
自炊宿が多く湯治や保養向けの温泉です。以前は農閑期になると甑島、熊本からのお客さんで賑わいをみせていたそうです。
かの西郷隆盛も高城温泉を訪れた言い伝えが残っています

川内高城温泉の歴史

交通・アクセス

高城温泉施設

双葉屋 (0996)28-0018
梅 屋 (0996)28-0016
喜久屋 (0996)28-0017
竹 屋 (0996)28-0015
マル善 (0996)28-0062
共同湯 (0996)28-
1071

高城温泉は鎌倉時代編纂の『建久図田帳』(建久年間に鎌倉幕府の命令により全国規模で作成された国ごとの土地台帳のことで大田文(おおたぶみ)、図田帳などと呼ばれた)にその名を記されています。
旧藩政時代から湯治、保養温泉として利用されていました。
また、薩摩藩名所図会の『三国名勝図会』(江戸時代後期に薩摩藩が編纂した薩摩国、大隅国、及び日向国の一部を含む領内の地誌や名所を記した文書、特に、神社や寺院についてはその由緒、建物の配置図や外観の挿絵まで詳細に記載されています。
また、各地の名所風景を描いた挿絵も多く、当時の薩摩藩領内の様子を知るための貴重な資料となっています。(全60巻に紹介)。
しかし、いつごろ高城温泉が発見されたのかは、はっきりしていません。一説によると文和年間(1852〜56年)に川内大小路の住人、大谷某により発見されたと言われ、さらには約800年前(1200年ごろ)に宣教師により発見されたとも伝えられています

川内高城温泉のホームページが開設されました

列車:JR川内駅または肥薩オレンジ鉄道西方駅下車。
川内駅から南国交通バス川内高城温泉行きで40分、竹屋前下車。西方駅からも高城温泉経由バスあり。

車:南九州道日奈久ICから国道3号、県道339号線を経由35km。