今年の貴重な夏休みを過ごすにあたって我々夫婦はもちろん海外旅行をもくろんでいた。今年もボラボラ、はたまたモルディブ・・・しかし如何せん昨年のハネムーンと違って今年は夏休みが７日しかなかった。ボラボラ､モルディブの大手旅行会社のツアーは大体７泊８日が標準。自分でやりくりすれば７日でもボラボラに行けるという情報を様々なHPで得たが如何せんめんどくさがり。今年はすっぱりあきらめた。でもやっぱり南国でシュノーケリングがしたい！ということでJTBでパンフレットを眺めていると『グレート・バリア・リーフ』という文字が飛び込んできた。オーストラリアだ。ぺらぺらパンフをめくってみるとコアラやらカンガルーやらエアーズ・ロックやらでてくる。そこをとばしてさらにぺらぺらめくるとおおあったあった！にーちゃん、ねーちゃんが珊瑚礁の間をぷかぷか浮いてるではないか。これこれ ､こんなとこに行きたい・・・どこだここは？『グリーン・アイランド』というところらしい。聞いたことない。どうやらちっちゃな島で周りの海がきれいらしい。おまけに夕方からはリゾートのゲストしかいなくなるからとっても静からしい。よさそうだ、ここに決めた！『すごく大事な休みというわりに１０分ちょっとで行き先を決めるかね？。』とあきれかえるが聞く耳持たず。。もう決めた。今年はグリーンアイランドだ。妻は数年前オーストラリアに行ったらしくそのときコアラやらカンガルーやらと遊んでいるので彼らにはもう興味がないらしく好都合だった。
話は出発当日の朝に戻っていざ休むともなるとちょっと心配になり念のため勤務先の病院に電話をし指示に漏れがないかを確認する。『あ、先生今日も病院来るんだ？』とナースに聞かれ急いで電話を切る。漏れはなさそうだ。
７時頃出発。約１時間で溝辺空港へ。空港でコーヒーを飲み９時の便で伊丹空港へ。ケアンズ便は関空から２２時半発なのだが梅田の近くで友人の結婚披露宴に出席するため早めの出発となった。伊丹から披露宴の会場のホテルには１１時半に到着。１２時半から披露宴だった。仲人なしのアットホームな披露宴だった。キャンドルサービスのかわりに新郎がビールを背負ってテーブルごとにジョッキにビールを注いでまわるパフォーマンスはおもしろかった。新郎の格好は『ゴースト・バスターズ』そのものだった。楽しい披露宴はあっという間。１６時のリムジンバスで関空へ。
１８時に関空へ到着。トイレでスーツから短パン、Tシャツに着替える。去年のボラボラのときとほぼ同じ服装だ。服のレパートリーの少ない自分に妻が改めて嘆く。まあいいではないか。スーツと披露宴の引き出物を１階のカウンターに預け自宅への郵送の手続きをし、その後４階に上がり出発２日前に先に出発していたスーツケース２個を受け取る。さっきまで披露宴帰りのおっさんの格好していたが今や海外旅行に行かんとするおっさんに変身した自分が妻にはおかしいようであった。
甘ったるいアイスコーヒーを飲んだ後JTBのカウンターへ向かう。去年の苦い思い出がよみがえる。去年はテロの影響で航空会社が変わってバタバタしただけのこと、今年は大丈夫！・・・のはず。我々の心配をよそに今年は信じられないほどスムーズだった、というか当たり前だ（＾＾；。ケアンズ行きの航空会社は『カンタス航空』だった。さっさと搭乗手続き、出国審査もすませてぼさーっと出発を待った。去年に比べたらずいぶん楽チンだ、というか当たり前だ。
２２時半、予定通り飛行機はケアンズへ向け出発。披露宴ではかなり飲み食いしたがこの時間だ。かなり空腹だった。離陸後すぐに機内食がきたのでうれしくてあっという間に平らげた。食後に白ワインを飲み干し寝にはいる。ケアンズには明朝６時に到着予定らしい。さあ､寝よう。しばらく仕事のことは考えなくてよいのだ。明日は晴れてるといいなぁ・・・。
