サメにまぎれてエイくんこんにちわ(^^
 ラグナリウムを満喫した翌日の9/26の午後からはこれまたハネムーンプランに含まれている、ボラボラではもっとも有名なアクティビティ『シャーク・フィーディング』に参加した。サメの餌付けショーである。集合場所に集まってリゾートが所有しているカヌーのようなボート?ボートのようなカヌー?で出発する。今度は日本人が他に2組いた。ボートは約10組のハネムーナーを乗せて出発。ラグーンの間を進む。風が気持ちいい。フレンチのガイドがビデオを回していた。ツアーが終わった後売りつけるのだろう。まず各カップルごとにキスをさせられる。我々の前のスパニッシュのカップルはかなり濃厚なやつをやっていたがそこは日本人。我々は日本人らしくかるくほっぺたにする。
 30分程走ってボートは浅瀬・・・とはいっても自分が足がつかないから2mか?・・・くらいのところで止まった。ここでサメの餌付けが始まるらしい。タヒチアンがボートから長い一本のロープを取り出し固定し始めた。これにつかまるといつのまに潮に流されちゃった、ということにならずに済む。ロープの固定が終わるとタヒチアンがロープにつかまるように言う。スノーケルをつけて飛び込む。お、やっぱり深い。10m程泳いで我々はロープにつかまった。水中は・・・おお、いるいる、お魚さんたくさん。水上コテージの周りにはいなかった青い小魚がかわいかった。うん、このロープはよい。ラグナリウムと違って潮にいつのまにか流されているということがない。そんなことを思ってるうちにフレンチにーちゃんがロープにつかまってる我々より2mくらい前に出る。そして魚の切り身をばらまきはじめる。・・・いよいよだ。最初は魚の切り身には小魚たちがわっと集まっていたが、ものの1分もしないうちに昨日もあった例の奴が姿をあらわした。1匹・・・う、昨日は上から見下ろしていたが今日は目線が同じなのでなんだか迫力がある・・・2匹、まだいやがったか・・・3匹、 4匹きゃー。みんな2mくらい。魚の切り身に一斉に向かってくる。なかなかの迫力だ!目の前の風景・・・まちがってこっちにきても逃げられないよ。喰われても文句はない。
目の前でUターン!
なかなかの迫力
 30分ほど餌付けを満喫。興奮もさめやらぬまま次の場所へ移動。水深5m以上の珊瑚礁に囲まれたポイントでスノーケリングをするという。10分程ボートで移動してそのポイントに到着。妻は救命胴衣をタヒチアンに借りていた。よく見れば自分以外の日本人はみな救命胴衣つきだった。タヒチアンが『おまえの旦那はダイバーか?』と聞いていた。そんなわけない。さあ出発だ。勢いよく飛び込む。足がつかない。しかもどんどん沈む。耳がつーんと痛くなった。上をみると水面がはるか上だ。水底はまだ遠い。5mあるかもしれない。
 妻と泳ぐ。水上コテージの周り、昨日のラグナリウムとは比べ物にならない。・・・ここは竜宮城か?赤、青、黄色・・・原色の珊瑚礁で埋め尽くされる。その合間を泳ぐこれまた赤、青、黄色の小魚の大群・・・。ダイビングには一生縁がないと思っていたが、スノーケルだけでこんな世界が覗けるなんて・・・水中で目頭が熱くなる。時々水底まで潜水して真横に珊瑚礁を眺めてみる。まさに水中散歩だ。深くてすぐ耳が痛くなるが・・・。珊瑚礁の間にじっと隠れている魚たちがみえる。2mくらい頭上では妻が見下ろして手を振っている。神秘的な体験だった。楽しい時間はあっという間。30分くらい泳ぎたおした後は最後のエイポイントへ移動。
 5分ほど移動するとボートの周りにたくさんの岩があらわれた。!・・・しかもそのたくさんの岩が近づいてくる・・・座布団といったほうがいいかな。なんとこの座布団の大群はエイだった。エイはサメと違って人なつっこい (人なつっこいサメはちょっと困るが(^^;)。ひざに擦り寄ってきてよじのぼろうとする。1mくらいある奴らだがなんともかわいい。こんにゃくを触ってるようだった。でも長いしっぽは痛そうで触れなかった。エイともしこたま遊んでようやく帰路につく。帰りは芯まであま〜いパイナップルがふるまわれた。あー満足。
 帰ってから撮影していたビデオの上映会があった。短時間で編集してある割にはBGMとか画像処理とかプロモーションビデオみたいでとてもすばらしい。気に入って7000CFPで購入した。
 今でも3日に1回は見て現実逃避をしている。ちなみに結婚披露宴のビデオはまだ1回もみていない。