学級づくり年度始めの三日間で何する?
〜学級崩壊とは無縁の学級を創る・年度始め三日間の学級づくりのポイント〜
〜この三日間で一年間の学級の基本システムを創る・それでほぼ1年間が楽しくなる

     2001年2月24日土曜日 「学級崩壊を克服するセミナーIN奈良」
          第3講座  鹿児島県伊集院町立妙円寺小学校教諭 内山義朗
 
【1日目】
 
 1 新任式でのあいさつ
 O 短く。1分以内。
 O 楽しく。インパクトのある内容を。・・・ブツを使う。動作をつける。
 
 2 学級通信一発目〜何を書くか〜
 0 自己紹介を楽しく。子どもから質問が出てくるように少々謎めいたものを。
 O「こんな学級にする!」という決意をびしっと書く。
 
 3 学級担任としての教室での第一声&自己紹介
 O「おはようございます」も一方法。教室後方から握手をしながら入ってくる方法もあ  る。
 O 自己紹介は、楽しく短く。(「くわしくは学級通信を読んでね。」くらいで。学級通信を読む手もある。)
 O 自己紹介の後、質問を受ける。そこで、挙手や発言の仕方・話の聞き方を鍛える。
 
 4 最初の呼名
 O 前日までに、氏名を確認しておく。できれば、覚えておきたい。
 O 一人一人呼名しながら、顔を確認する。
 O「返事をして挙手する。」「呼び名が間違っていたら、『OOです。』と正しい呼び名を言う。」ことを伝えて
  から、名簿順に呼名する。
 O きちんと挙手して返事ができる子を誉める。
 
 5 学級での最初のあいさつ〜年度始めに勢いをつける〜
 O「最初ですから、みんなであいさつをしましょう。前に出てきて音頭をとれる人?」と言って、挙手した
  子数人に前に出てもらう。
 O 代表の子のあいさつにあわせて、みんなであいさつ。礼の仕方を鍛える。あいさつは、「おはようご
  ざいます。」でも何でも良い。が、その前に、スピーチを入れると  おもしろい。
 O 代表で前に出てきた子の勇気を誉める。誉めるときは、みんなに聞こえるように伝  えた方がよい。
 
 6 座席の決め方
 O まず、「視力等の事情で前の方がよい」という子の座席を決める。あとは、名簿順。
  「最初の二週間はこれでいきます。二週間経ったら席替えします。」と伝える。
 O 前の席から身長順という方法もある。決まったら、座席表に氏名を記入。
 
 7 教科書配布
 O「もらった時に何と言えばいいでしょう?」「後ろに渡すときに何と言えばいいでしょう?」と問い、列ごと
  に配布。「どうぞ。」「ありがとう。」の言葉のやりとりがで  きるようになる。  
 O 記名をさせる。机間観察し、ていねいに記名している子を誉める。
 
 8 明日の連絡
 O「明日の連絡をします。何をしたらいいですか?」と問う。
 O メモをとらせる。メモのとり方も教える。 
 
 9 帰りのあいさつ
 O 立候補した子の音頭にのって、みんなでする。
 
【2日目】
 
10 朝のあいさつ
 O 立候補した子のスピーチとあいさつ。それにあわせて、みんなであいさつ。
 
11 実は先生は超能力者
 O 特技の披露。「先生はただ者ではない」ところを見せる。
 O 手品などちょっとした準備でできることでよい。
 
12 全員自己紹介
O 一人一分以内で、一人ずつ全員スピーチ。名簿順でもその反対の順でもよい。前日に「明日は自己紹介
 をしてもらいます。30秒以上一分以内です。必ず紙に書いて練習してくること。宿題です。」と伝え、メモさせ
 ておく。すると、ほとんどの子は、
きちんと準備してくる。
 O 座席表におもな点をメモしながら聞く。
 
13 学級の組織づくり1・当番活動(生活班)
 O 5人くらいずつの班をつくる。40人学級だと8グループ。班は、名簿順に5人ず  つA・B・・・・・G・Hという
  ように分ければよい。
 O 各班に「学級内の誰かがしないといけない仕事」「数人でできる仕事」を割り振る。  例えば、次の仕事。
A 給食当番T・・・温食・食器・副食の準備・片づけ
B 給食当番U・・・ご飯・パン・牛乳・デザートの準備・片づけ
C 水かけ当番・・・学級園の水かけ・草取り
D 進行当番・・・朝・帰りのあいさつ時のスピーチと号令・朝の会の進行
E 配り当番・・・宅習帳などの配りもの
F 担任お助け当番・・・授業で使用する用具の準備・片づけのお手伝い
G 給食スピーチ当番
H 台ふき・台ひき当番
これを一週間交代で輪番制にする。どの子も、いずれかの仕事を行うことになる。8週間で一通りすべての
仕事を経験することになる。
 O このほかに「だれかがやる必要がある仕事」があれば、仕事の少ないところに入れ  込む。
 O 各班ごとに班長・副班長をおく。立候補じゃんけん制で決めさせる。
 
14 学級の組織づくり2・学習活動(学習班)
 O 座席をもとに、設定。担任が分ければいい。内山学級では、次の3種類の班がある。
  ビッグ班・・・6〜7人ずつ6グループ。図工室・家庭科室利用の際はこれ。
  ミドル班・・・5人ずつ8グループ。給食時間は、これ。
  ミニ班 ・・・4人ずつ10グループ。ちょっとした話し合いの時はこれ。
 O ビッグ班とミニ班には、班長・副班長をおいてある。立候補じゃんけん制で。
 
15 学級の組織づくり3・係活動
 O「世のため人のために役立つ仕事」を設定する。はじめに「これは必要」という係と 「あったっほうがいい」係
  を板書する。例えば次の係。
・学級代表・・・児童代表委員会に出席。行事でのあいさつなどの代表になる時優 先権をもつ。
・保健係 ・・・児童保健委員会への出席。
・学級会企画係・・・班長会を開き、議題の設定と議長団の決定をする。担任と交渉し学級会の日時等を決
 める。
・パーティー係・・・学級パーティーの企画。計画案を作成し、学級会で提案する。
・水族館係・・・水槽でかう生き物の世話。
・写真サービス係・・・学級の写真注文の取りまとめ。
・環境新聞会社・・・環境問題について調査し、新聞で伝えたり、朝の会などで緊急報告をする。
・学級文庫係・・・学級文庫の本の整理。本の紹介。
 O このほかに「やってみたい係とおもな仕事内容」を出させる。板書する。「世のため人のため」にならない活動
  は設定しない。「それは、必要と思えば個人でやってく  ださい。」とでも言っておけばよい。
 O 10程度出そろったら、「どの係に所属するか」を決める。「人数は、各係3〜5人」
と伝えた上で、「やりたい係」のところにマグネットネームプレートを貼らせる。それで、決定。
 O 係が決定したら、各係ごとに次のことを話し合って決める。1枚の紙に記す。 
・係名(ユニークな名称をつけさせる)
・係長・副係長・書記・各仕事の担当
・目的
・仕事内容(いつ・どこで・何をするのか)
 O 係名・目的・おもな仕事内容を発言させる。または、集めた紙を教室内に掲示する。
 
16 学級の組織づくり4・美化活動(そうじ班)委員会活動
 O そうじ場所と人数を板書。「学期交代」「教室そうじの人数は3分の1。1・2・3学期のいずれか必ずすること
  になる」ことを伝える。
 O 希望する場所にマグネットネームプレートを貼らせる。人数が定員より多いところは、じゃんけん。負けた子
  は、まだ定員に達していないところに第2希望。というふ  うに進めて決定。
 O 班長・副班長を立候補じゃんけん制で決定。
 
【3日目】
 
17 仲間づくりの授業                 
 
18 自分を好きになる授業              
 
19 個と心の糸を編む手法「タイムカプセルクイズ」
 
20 ごくごく基本的な力をつける授業
 O 当たり前のことが当たり前にできるようにさせる。例えば、次のこと。
  ・授業開始時刻に授業を始める。形式的なあいさつなどしない。遅れてくる子がいても待たない。始めておく。
   「遅れてしまった」と思うように仕掛ける。
  ・「何ページを開きなさい」「ノートに写しなさい」の指示のあとに教科書・ノートをきちっと開いているか確認する。
  ・話をする時は手に持っているものを置いてから聞かせる。きちんと聞いていなくて後から「何するの?」と質問
   に来るときは「さっき言いました」と言えばよい。「きちんと聞いていなくてまずかった」と思わせればよい。
  ・授業中トイレに行きたくなったら「トイレに行ってもいいですか?」ではなく、「トイレに行かせてください」または
   「トイレに行って来ます」と言えるようにきたえる。

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