FOUNDATION TRIPPERS の記録  2001年 5月

5/31 木  一昨日から、教育実習生のOOさんが授業開始。昨日は図工と保健の計2時間、本日は家庭1時間。めきめき力をつ
けてきた。子どもたちにも好評だ。よって、私からのコメントは辛目にしている。プロをめざすのだから、当然。
5/29 火  自主研究授業2本を実施した。実施校時・時間・教科・単元名等・授業名は、次の通り。
T 4校時・11:40ー12:25・体育科(保健)・「けがの防止」第3時・「交通事故の原因と防止」
U 6校時・15:10ー15:55・社会科・「水産業のさかんな地域」第1時・「魚をとる」
5/27 日  明日から約2週間、5年2組内山学級でお一人の教育実習が始まる。そして、約一週間後から約2週間、5年3組Tさ
んの学級でお一人の教育実習が始まる。
 今回は、教諭の実習はお二人。しかし、一週間違いで始まる。
 そこで、例年実施している各教科主任による授業の参観(理科・音楽を除く)を来週に計画。お二人の実習生が一緒
に参観できるように。
 その授業参観の計画は、いつもは教務主任の仕事。しかし、今回は任されている。私が計画を立てて、教務主任か
ら各教科主任への参観授業の実施のお願いがなされることになる。
 本日、その計画を立てた。日曜参観日や専門学校生による虫歯予防指導等の計画が多い週間のため、時間割通り
には計画が立てられない。いくつかの教科主任の方には、平常の時間割とは変更して参観授業を実施していただくよ
うに計画。
 ただし、専科の音楽・理科と学活・「総合的な学習の時間」については、5年2組・3組それぞれの学級の授業を参観
していただく予定。なお、内山義朗の授業に関しては、できるだけ「自主研究授業」として実施する予定。
 つまり、「ねらい」と「主発問・指示・予想される子どもの反応・留意点」を示したB4紙1枚程度の簡単な学習指導案を
配布して、参観者と授業者で簡単な分析を試みる。
 これによって、教育実習生も授業を分析する力が鍛えられることになる。もちろん、研究授業はやるものが最も緊張
するし、力がアップする。授業者自身が意図した授業なのだから、授業者自身がその授業について最もレベルの高い
分析ができなければならない。と、あえて自らにプレッシャーをかけておこう。
 というように、「ともに高め合う教育実習期間」にする予定。私にとっては、楽しみな2週間だ。「教育実習担当は、忙し
くてたいへん」という話も、かつて聞いた。そんなことはない。
「ともに高め合おう」と考え、いろいろと意図的に取り組めば、かなり楽しい。学級の子どもたちも喜ぶ。そして、「実習生
とのお別れパーティー」では、ドラマチックな場面も生まれる。
 10数年前、斎藤喜博の著書『授業の演出』を読んだ。授業者は、子どもたちを主役として活躍させる演出者でもある。
「教育実習生の教師としての力量のアップを図る」と同時に、「子どもたちと教育実習生の関わりの場を創っていく」演出
の仕事もある。これもまた、おもしろい。
 
5/25 金  教育実習生来校。いよいよ来週月曜日から、2週間の5年2組での教育実習スタート。
 放課後、いくつか打ち合わせ。とはいっても10分間ほどの簡単な程度。次のことのみ確認した。
1 AかC、どちらのコースでいくか。
 O Aコースに決定。ちなみに、Aコースは、びしびしコース。Cコースは、らくらくコース。
 O 内山の問いは、次の通り2つ。
  「今年の教員採用試験をうけますか?」(「はい。」の答え)
  「教員になりたいのですね?」(「はい。」の答え)
 O コースは、内山が決定。
  「コースが2つあります。Aのびしびしコースでいきます。しんどいでしょうが、おたがいがんばりましょう。」
 O 簡単にコースを説明しておく。教員免許が欲しいだけなら、厳しいことを言う必要もない。お互い楽しく過ごせば
  それでよいだろう。それなら、Cコースとなる。
   ホンキで教員になるつもりであれば、当然ながらAコース。「教員免許をもっている」のと「子どもたちに力をつける
  授業ができる」のとは、ベツモノだ。「学級崩壊」なる現象を引き起こして収集がつかない状態にしているところは、
  はっきり言って95%は、教員の力不足による。教師修行がたりなかったのだ。
   ホンキで教員になるのであれば、せっかく教員になるのであれば、教師修行の方法くらいは、教育実習期間に身
  につけておきたい。上達法を身につけておくのとそうでないのとでは、教員になったときに大きな差となって現れる
  だろう。
 O よって、今回はAコース。内山も全力をつくすことになる。
2 おおよそのスケジュール。次の3点を述べた。
 O 初日の月曜日に教職員の前で・次に5年2組の子どもたちの前で自己紹介。「自己紹介で教職員としてのセンス
  がわかる」みたいな話をちょっとばかりした。
 O 2日目火曜日から1日一つ(1教科・1単位時間)ペースで授業をしていただく。そして、最終日前日の木曜日5校
  時に研究授業。最後の日に「お別れパーティー」。さらに夜はパーッと飲んで2週間の疲れを癒しましょう。といった
  話。
 O 初日に、そのスケジュールをおおよそ決定する。月曜日の1校時に学級の授業等の活動計画を私が示し、「いつ、
  どの教科の、どの部分を授業するか」を決めていただく。
3 ほか、いくつかの確認事項。
 O 指導案の書き方を教わっているか。特定の形式で記すようになっているか否か。
 O 教育実習日誌の記録と提出。
 O 来週の学年通信に自己紹介を書いていただくこと。
 いよいよ月曜日から、内山学級での教育実習がスタートする。
5/23 水  給食の準備・かたづけ、朝の会の進行・給食時間のスピーチといった学級の当番活動が、軌道に乗ってきた。役割分
担している先の三つの仕事については、時間を意識して自主的に取り組めるようになってきた。まずは、今のところ合格
ラインを突破している。
 高名な哲学者・森信三氏は、「躾とは三つしかない」と述べている。ずばり、「あいさつ」「返事」「後始末」である。
 これは、簡単にはいかない。学級の子全員がある程度のレベルまで到達するのに時間がかかる。だから、躾なのだ。
・ あいさつを返す。
・ 呼ばれたら、返事を返す。
・ くつを靴箱にきちんと入れる。出かけるときは椅子を机の下に入れる。
 この三つが身に付くまでには、時間がかかる。早くて半年といったところ。この三つができるようになれば、他の面もよく
なる。だから、躾なのだ。
 勘違いしては困る。「表面的にできる」と「身に付く」は異なる。
 何でもありで「表面的にやらせる」のなら簡単だ。繰り返し「怒鳴る」「脅す」「体罰」といった方法をとれば、たぶん、早々
とできるようにはなる。その人が見ている前では。その人が学級担任のうちは。
 長い目で見れば、逆効果。少なくとも学校教育の中では。もちろん、私はやった試しがない。それっぽいものを見たり聞
いたりしたことはある。だから、「たぶん」とつけた。
 自然な方法で身に付くように働きかけていくのがいい。ときどき、事実を示し意識づけることが効果的。そして、できたとき
誉めるのがポイント。ときには、ユニークな方法で事実を示すと、より意識づけできる。
 それでも、どこでも、誰に対してもできるようになるまでには、時間がかかる。そう思って取り組んでいく方が効果はあがり
やすい。
 決して、教職員自身が「他者からよく見られたい」の欲望で進めることではない。「先生の学級の子どもたちはあいさつ・返
事がすばらしい。」とか「先生が担任したら、子どもたちがすぐに、あいさつ・返事が身に付いた。」などの他者からの評価を教職員自身が受けたいという欲望で進めることではない。時間がかかってあたりまえ。でも、一年後には、かなり身に付いてき
たという状態にしたい。その子のために。
 以上が、「取り組んできた事実」や「見たり聞いたりしてきた事実」が根元の躾に関する内山義朗の思想。もちろん、三つ
の躾は、今年度の5年2組内山学級でも取り組みの最重点課題の一つである。
5/22 火  地区支部教育研究集会に参加。
 第1部は、「社会科教育」分科会に参加。今話題の「教科書採択」の情報等あり。
 第2部は、「女子教育問題」分科会で司会。「男女共同参画社会を実現する会」にも参画している方からの情報は、貴
重だった。「男女共同参画社会基本法」の制定に伴い、各都道府県では早急に具体的な取り組みを進める条例を制定
しなくてはならないらしい。
「男女共同参画社会を実現する会」では「鹿児島県男女平等推進条例制定についての意見書」作成に取り組んでいる。
分科会終了後に、その意見書を見せていただいた。
 これが実に明快で具体的。一部記す。

 区別が差別につながることを念頭において、ジェンダーフリー教育をあらゆる分野で推進する。
                                  [男女共同参画社会基本法第1章4条]
 @ 社会の慣習の中での男女差別(冠婚葬祭、集落内での作業等)
 A 男らしさ、女らしさの過度な要求
 B 男向き、女向きの色のおしつけ
 C 混合名簿の採用

 「男女共同参画社会」について学んでいる一般市民からみれば、学校はかなり遅れているらしい。社会の変化に比べ
学校の変化はかなり遅れているらしい。
 確かに、@〜Cは、学校でこそ、すぐにできる内容。教職員がちょっと意識すればすぐに変えられる。むしろ、これまで
は学校がこれらのことを推進し差別を助長してきた事実も少なからずある。
 
5/19 土  昨夜は、道徳教育サークルFT(ファウンデーション・トリッパーズ)例会。話題は、盛りだくさん。
 いつも実施している第2部も含めると7人が参加。
 それはそうと、今回もたくさんのレポートが出された。もちろん、全員がレポートをもとに発表。
参考までにレポートのタイトル・または寄せられた資料の見出しのみ示す。
 1 給食時間使用の箸忘れの子への対応。(以下、1〜13は1年学級通信「いっぽ」から。)
 2 1年算数テスト・へんな問題。子どもに、どう対処するか。
 3 給食準備・片づけの仕方。かける時間。
 4 注射を怖がる子への対応。
 5 1年道徳授業「ゆずりあいの大切さ」(大江浩光氏の追試)。
 6 1年生活科「学校探検」。どんな活動にするか。
 7 地震避難訓練。
 8 1年図画工作科「ならべるならべる」。
 9 PTA資源リサイクル活動。
10 集団下校事前指導。
11 1年道徳授業「いきものっていいね」。
12 音読の回数はできるだけ多いのがいいか。
13 交通安全教室。
14 携帯電話でアタマに異常が起きる!?(学研の「ムー」NO247より。)
15 「妙円寺詣り」は、なぜ「妙円寺」ではなく、「徳重神社」に行くのか。(PHP研究所発行の「信長は生きていた」小林
  久三 著 より。)
16 情緒障害教育のためのキーワード集。
17 あしながニュース2000年活動報告。
18 中学校3年用進路だより3号分。
19 年度初っぱなの学年・学級集団づくり。
20 5年生VS6年生の喧嘩への対応。(20・21は、5年通信「あくしゅ」NO21〜26。)
21 道徳性検査。
22 KJ法の概要と活用法。
23 障害学級実践。(学級通信「にーぬふぁーぶし」NO14とNO15〜18から。)
24 授業実践「EMを使ってプール掃除をしよう」。
25 授業実践「MAT方式による小学校英会話LESSON1と5」。(本人による授業のビデオも視聴。)
26 「総合的な学習の時間」をどう創るか。「総合的な学習の時間」校内研修の進め方の視点。
27 体育科論文「ソフトバレーボールを利用した体ほぐしの運動」。
28 体育科論文「選択方式ハードル走」。
29 論文「研究機関との連携によって表現の技能を育てる」。
30 5年生が作った節田川の水質調査新聞。
 ちょっとした情報の紹介も含めると、こんな感じ。たった1回の、たった2時間のサークル学習会ではあるが、内容は多岐
にわたる。
 もちろん、これらすべてを一つ一つ検討するのは、2時間では無理。時間をさいて検討する箇所もあれば、さっと紹介だけ
で、次へ進める箇所もある。「詳しくは帰宅後、お読みください。」という資料もある。
 いずれにせよ、月2回ペースで実施しているサークル学習会で得られる情報は貴重だ。この教育サークル活動も今年で
10年目に突入した。
 19時から21時まで、内山義朗宅でじっくり学び合い、2次会はいつもの店。食事しながらの語り合い、これが22時30分
あたりまで。ここまでは、毎度おなじみ。
 ここからが、これまでと違う。3人で3次会に。もっぱらの話題は、小学校英会話。
 お一人は、私の知っている限りにおいて鹿児島県ナンバーワンの「小学校英会話の授業」実践家。たぶん、これだけ学び
レベルの高い実践をしている小学校教師は県内にいないはずである。
 もうお一人は、「これから小学校英会話の授業にもガンガン取り組んでいこうと決意している」実践家。なんと、すでに校内
研究授業での「小学校英会話」の授業者に決まっているとのこと。ちなみに、計画されていた研究授業のすべてに授業者と
して決定となったとのこと。何よりすごいのは、このサークル3次会に「英会話」の指導案を準備してきていたこと。
 それをもとに、いろいろと「最先端の小学校英会話の授業」についての話題で語り合った。というよりか、私は学ばせてい
ただけた。レベルの高い話を聞きながら、心地よくおいしいビール&カクテルの味を楽しんでいた。
5/17 木  家庭訪問三日目終了。あと2日つづく。つづきは、来週の水・木曜日。
 ところで、家庭訪問期間中は、臨時校時NO2。午前中4校時まで授業。そして、給食。片付け・窓締めなどの学級の当
番の仕事が終わり次第、帰りのあいさつ。
 これが、実に早い。子どもたちは、てきぱきと「やるべきこと」を進める。例えば、給食当番の子は、給食着とマスクを身
につけ手を洗い並ぶ。他の子は、机を並べ替えて班を作り、給食台を出す。自学帳などの配り物があれば、この隙間時
間に配り終える。手を洗い、待つ。
「今なにをすべきか」を自覚して、多くの子が取り組むことで、そうとう早く準備ができる。一人一人がちょっぴり意識する
だけで、かなり早さは違う。
 もちろん、これは教職員が意識的に育てなければできることではない。「てきぱきと『やるべきこと』を済ませ、予定時刻
までに帰りのあいさつを済ませる」のと「それぞれが自由奔放に時間を過ごし、みんなの帰宅が遅くなってもしょうがない」
のとどちらがよいか。当然、前の方がいいに決まっている。子どもたちに、そういった問いかけをし時間をものさしに評価
することで、子どもたちの行為が変わってくる。
5/16 水  1〜3校時、図工。1校時は、分析批評による絵の鑑賞指導。教科書10ページの挿絵三つを使用。
 2校時は、はじめに、11ページ下の挿絵「木の間から見える白いビル」の鑑賞。そして、いよいよ描画。
 今回の絵画のテーマは、ずばり、これ。
 『木の間から見える○○』
 遠近法を使って描く。かたつむりの動きのようなゆっくりの線で。もちろん、消しゴムは使用不可。間違えたら、その線を
活かすように工夫して描く。
 描く順は、次の通り。
1 草花(最も手前に)
2 木
3 ○○(木の間から遠くに見えるように)
 今日の2・3校時は、1・2に取り組んだ。校庭や学校園・風の子ランドあたりの草花や木のスケッチ。
 個々に、描きたい草花や木を選んで、お気に入りの場所でスケッチ。
 来週は、いよいよ木の間から見える○○を描く。なお、○○は、本人が決める。「木の間から見えたらいいなあ」という
景色でもよいし、「実際に見て感動した」景色でもよい。例として、次のモノをお勧めした。
 A 建物(例えば、お家。例えば、白いビル。例えば、学校。東京タワーなども、OK。)
 B 何かをしている人たち。(その何かが、一目ではっきりとわかるような絵がよい。例えば、ブランコやスベリ台で遊ぶ子
  どもたち。)
 終わりに、木の間に何を描くのかを次回までに決めてくるように指示。来週は、いよいよ描画完成。そして、彩色に入る。
5/15 火 「これは、何でしょう?」(「世界地図」が、出される。)
 世界地図を黒板に貼る。そして、指示。
「ここに1枚の世界地図がある。これをみて、気づいたことを書きなさい。」
 3分後、かけた子に次々と発言させる。中には、教室前方に出てきて、指示棒で図をさしながら説明する子もいた。
・ 大陸・島・海がある。色で分けられている。
・ 海がある。しかも、青だけでなく、いくつかの色で示されている。
・ 陸地でも、茶色や緑だけでなく、白で表されているところもある。
・ 日本が中心付近にある。
 こういった意見が出された。ほかにも、いろいろと出されたが、省略。

 ここで大陸の名前を一つずつ確認。今年度は、知っている子がほとんどいなかった。例年2,3人はいるのだが。
 よって、教えた。そして、私の後につけて、言わせながら覚えさせた。
 ある程度の子がだいたい覚えた。という頃合いに、今度は、英語で音読。後につけて言わせた。
 結構楽しそうだった。笑顔が多かった。

「実は、もう1枚地図を買ってきました。去年の夏、東京で買ってきました。この日のために。」
 こう言って、黒板に貼った。
「ここに、2枚の世界地図がある。2枚の世界地図を比べて、わかったこと・考えたこと・思ったことを箇条書きで書きなさい。」
 約5分間書かせた。発表は、木曜日の国語で。
「続きは、木曜日の国語でします。国語の教科書を読めば、なぜ今日のこの授業をしたのか、きっとわかることでしょう。」
こう言って、本時のドリームタイムの授業を終えた。この後、木曜日の国語の授業に続く。そう、あの説明文に。
5/14 月
その3
 月曜日の朝は、全校朝会と学年朝会。一週間おきに、交互に計画している。そして、今日は、学年朝会。
 内山義朗が、進めた。
「記憶力テストをします。」
「今日は、何曜日でしょう?」(「月曜日。」と簡単に答えが出る。)
「第2問。5月10日木曜日の6校時には、何があったでしょう。(「クラブ」「クラブの計画の話し合い」「クラブ活動の役員決
め」が出される。)
「クラブの部長をとってきた人、起立。」(6人が起立した。)
 起立した6人には、前に出てきてもらった。「組・氏名・クラブ名」を発言させた。その後、副部長・書記をとってきた人に挙
手させ、人数を確認した。ちなみに、役員をとってきた5年生の人数は次の通り。
  部長 6人  副部長 6人  書記 13人
「第3問。4月13日金曜日の6校時には、何があったでしょう。」(「委員会」「委員会の役員決め」が出される。)
「委員長をとってきた人、起立。」(3人が起立した。)
「副委員長をとってきた人。」(一人起立。)
 4人に前に出てきてもらった。そして、「組・氏名・委員会名・委員会の仕事内容(ひと言)」を発言させた。
「委員会やクラブ・ほか、5年生全員に伝えた方がいい連絡やお願いは、次回から学年朝会で発表できます。はじめ5分く
 らいは、それでいきます。」
 なお、次回は、「教育実習生による自己紹介と教育実習生とのQ&A」を計画している。5年部の教職員一人一人による
「タメになる話」「3分間で5年生をより賢くする話」は、その次あたりから。
5/14 月
その1
 プロの腕を身につけるために研究授業は欠かせない。でも、それなりに負担になる場合もないとはいえない。だから、私が
仕切りを任されている場合は、おおよそ次のように進めている。
「研究授業をやりたい人?」
「はい。」
「OO人ですね。では、日時を決めましょう。」
 こうすれば、すぐ決まる。
 
5/11 金  6校時は、委員会活動。担当は、月一回の児童集会の運営を任されている「なかよし委員会」。さっそく来週土曜日に
セットされている児童集会に備えておかねばならない。
 委員会活動ショートの時間は、火曜日の朝20分間が日課表に組まれている。が、来週は家庭訪問のため臨時校時。委員会活動の時間は、実質5分間しかない。
 よって、本日の45分間で、ある程度の動きを創っておく必要がある。
 ということで、今回の内容とおおよその進め方は、担当教諭の内山義朗が提案。ずばり、「○×クイズ13連発」。
 進行や記録など運営をする役員以外の子どもたち全員が、各自1問ずつ出す。問題は、各自に創らせた。
 内容は「本小学校または本小学校の子どもたちに関する問題」の条件付きで。目的は、「1年生にも学校のことを
楽しみながら知ってもらい興味をもってもらう」ため。新入生歓迎会の失敗を取り戻す意味もある。
 クイズを出す子は、例えば、次のように進める。
「第1問。図書室の壁には、イルカがいる(2回繰り返す)。○か×か?(その場で手でポーズをとらせる)。1・2・3・4・5(5
秒以内に○か×かのポーズをとらせる)。」
「正解は、×です。かわいいイルカの絵がたくさん貼ってあります。しかし、本物のイルカはいません。文句のある人、イル
 カ?」
5/10 木
その1
 第一回クラブ。今年度は、ドッジボールクラブ担当。今年度は、二人。今日のところは、内山義朗が、すべてを
仕切った。
 開始と同時に「本日のメニュー」を板書。
 まず、子どもたちに自己紹介をしてもらった。担当者自己紹介で一発盛り上げてから、言う。
「誰からでも、前でどうぞ。」
 真っ先に、みんなの前に出て自己紹介したのは、5年2組から一人ドッジボールクラブに決まった子。さすが、内山学級。
 あと、6年生、5年生、4年生、6年生といった傾向の順で自己紹介が進んだ。
 次に、「おおよその1年間の計画」と「1時間の進め方」を語った。概要を示す。
1 おおよその1年間の計画
 1学期   いろいろなドッジボールを楽しむ。ドッジボールの種類・ルールを担当者が、提示する。
 2学期   「子どもたちの」「こどもたちによる」「こどもたちのための」ドッジボールをする。つまり、子どもたちが内容を決め、       すべて運営する。
 3学期   未定(子どもたちによる、この時期の討議を経て決定する)。
2 1時間の進め方
 @ 準備。  A 準備運動。  B 出欠の確認。  C ドッジボールの内容・ルールの説明。  D 質疑応答。
 E ゲーム。  F 整理運動。  G  帰りのあいさつ。
 そして、役員の決定。部長、副部長、書記2人、計4人。
 いずれも、立候補じゃんけん制。仕事の中身(運営と討議の際の議長団)と、役員の決め方を伝えただけ。後は、次のよ
うに言うだけ。
「委員長に立候補する人は、起立。」
 どどっと立つ。
 どの役にも、立候補者がめじろおし。どの役にも、たしか7人以上が立候補。平均10人程だった。6年前とは、ずいぶんと
状況が変わった。
 高い競争率の中、「内山じゃんけん」を勝ち抜いた子は、言う。
「部長のOOOO(指名)です。OOOO(抱負や目標)クラブにします。」
 4人の役員が決まった。が、これですべてが決まったわけではない。次の通り、板書する。
 O 準備係   O 準備運動係   O 帰りのあいさつ係
 そして、次の通り言う。
「役員になっていない人、起立。どの係でも構いません。やりたい係のところに名前を書きなさい。」
 これで、全員が何らかの係になる。何らかの仕事をもつことになる。
「ここまで、やる気はあるのに、じゃんけんで負け続けている人、チャンスはまだあります。」
こう言って、各係の係長・副係長を決定する。立候補じゃんけん制で。
 役員・係長・副係長、いずれかになるチャンスは全部で6回。6回のチャンスにいずれも立候補したにも関わらず、すべて
じゃんけんで涙をのんだ子もいる(が、もちろん、みんな笑顔が絶えなかった)。5年2組内山学級の子も、その一人。
 いずれにせよ、みんなやる気に充ち満ちている。楽しいクラブになりそうだ。
5/09 水  最初の毛筆指導。昨年度と同じく、補助教材「日本標準社の毛筆書写練習帳」を全員分購入。
 この教材のよさは、次の三つ。
 1 指書き・なぞり書き・写し書きの3段階のステップで練習できる。写し書きができるのが、ポイント。教科書だけでは、
  写し書きができない。以前は、教科書のお手本を拡大コピーして、なぞり書きさせたこともある。しかし、こちらの教材
  使用の方が何かとよい。ビニールの下敷きが付いていて紙が汚れない。書きやすい、など。
 2 字の形や筆使いのポイントがひと目でわかる。指書き(空書き)する時に確認・なぞり書きする時も自ら確認・写し書
  きする時にも再確認と繰り返し確認できる。指導者は、机間観察しながら、ポイントとなるところを見て、必要に応じて
  筆使いなどを指導すればよい。
 3 毛筆の練習方法が身に付く。子どもが自主的に練習し、上達するようになる。毛筆指導の苦手な教職員でも、それな
  りに力をつけられる。
 さっそく本日配布。使い方を教えた。そして、1ページ目の点・画・はね・はらいの練習、実体験。
 あわせて、筆の持ち方・書くときの姿勢・後かたづけの仕方も指導。前年度までにも教わってきているはずだが、これが
なかなか身に付いていないのである。
 これは、今年度に限ったことではない。7年連続5・6年学級担任をしてきた中で、ほとんどの学級で多くの子が身に付い
ていない事実を見てきた。それくらい簡単には身に付きにくいことでもある。しかし、指導をきちっとすることで、それなりに
身に付いてくる事実も目にしてきた。
5/08 火  本年度最初の保護者授業参観。教科は、社会。年度一発目の参観授業で社会科授業をするのは、覚えがない。初め
てかもしれない。(4月の2度目の授業参観では実施したことは覚えがある。新卒教員時代。)
 単元は、「日本の農産物と耕地」。その第1時。主発問・指示のみ示す。
 1 知っている農産物をできるだけいっぱい書きなさい。(書く作業5分。)
 2 発表してください。(列指名による全員発言。A・B・C・D・E・ほかの六つに分類しながら板書。)
 3 Aは「米」です。では、Bをまとめて何と言いますか?(野菜。)
 4 Cを何と言いますか?(果物。)
 5 Dを何と言いますか?(畜産物。)
 6 Eを何と言いますか?(麦類。)
 7 ABCDEを生産額が多い順に並べなさい。(ノートに書いてから発表。)
 8 この中に正解があります。これだと思うところに手を挙げなさい。
 9 正解は、どれでしょう?調べなさい。(根拠となる資料の発表。そして、確認。)
10 今日の給食に出てきたモノは、どれですか?(挙手指名で発表。)
11 それらは、どこで作られたのでしょう?
「どの程度の発表の意気込みなのか」「発表の声の大きさはどの程度か」「資料の読み取りや書く作業の鍛え方」など今の
子どもたちの様子を見ていただくために、小刻みな作業と発表の「変化のある繰り返し」の多い授業にした。
 そのため、自然な流れとは言い難い授業となった。例えば、9と10の間には断層がある。しかし、「全員発言」は、達成で
きた。ノート作業や挙手などの活動を頻繁に取り入れ、全員参加の授業にはなった。
 そこそこに笑いも起きた。発言の数そのものも多かった。場面によっては、発表したくてたまらない子も多く見られた。
 そこそこに、楽しい授業にはなったかな。にしても、今のところ「教室中にはっきり響くほどの声の大きさでの発言」が、でき
ない子も結構いる。年度初めと比べたら、ずいぶんと大きくはなってきたが。
「考えを書いていても、度胸が足りずに挙手できない子」も、まだまだ多い。ここらあたりは、今後さらに鍛えていくことになる。
 そのうちに、参観授業でも討論の授業もしようかなと考えている。できれば、保護者も含めて。
5/07 月  道徳授業。「ゾウとダニ」の授業。道徳教育改革集団代表の深澤久氏の追試。
 5年生には、年度初めの頃(4〜5月)の実施がおすすめ。「オープンエンド型」であり、「討論型」の授業の典型であり、
子どもたちもノッテきやすい。特に、「オープンエンド型」「討論型」の授業未体験の5年生には、早い時期にこの手の授業
もしておくと、有効だ。
 これから先の授業にも、役立つ。この手の授業を何本か実施すると、「はたして、本当にそうだろうか?」と、事象を見て
考える習慣が育つ。その初っぱなの授業としても有効。
 ちなみに、昨年度も、同じく5年担任。「ゾウとダニ」は、6月に授業した。同僚のSさんと内山義朗が担当した二人
の教育実習生の参観希望に応えての授業だった。「内山義朗の道徳授業を見たい」と言われちゃ、後には引けない。
 しかし、そのころ疲れていた。手っ取り早く、やり慣れている「ゾウとダニ」を授業した。それでも、マルドウの授業の典型
の一つである深澤型道徳授業Aのパターンを実習生に示したのは、有意義だった。
 教育実習最終日。「いくつも参観した中で、どの授業が印象的でしたか?」の問いに、実習生は答えた。「内山義朗の道
徳授業」と。 
5/06 日  休み明けは、楽しくいきたい。月曜日の1校時は国語。はじめ10分間は百人一首。
 その後は、早く授業に入る。学校生活のリズムを取り戻すには、授業が一番。
 ただし、明日は席替えも行う予定。「要望があれば月一回ペース」と4月に伝えてある。こういう期待に応えるのも、「個と心の糸を編む」の第一歩。
 席替えのやり方は、いろいろとある。が、内山義朗のここ10年ほどのやり方のパターンは3通り。「くじ引き」は、大昔やって
以来、しばらくやっていない。
 4月は、おおよそ名簿順。そして、5月。内山義朗の最初の問いかけは、だいたい次のパターン。イントロ部分を記す。
「席替えしますか?」 (するする!ヤッター!!の反応。)
「しなくても、いいんじゃない?」 (エーッ!!!の反応。)
「何のために席替えをするのですか?」 (「さらに仲間の輪を広げる」「いろんな人と友情を深める」「男女仲をよくする」「いろ
んな人と協力しあえるようにする」などが出される。)
  
5/03 木  教職員として、さまざまな会に参加していて思うところがある。「時間を意識して進めている会か否か」を意識して参加していると、見えてくるものあり。
 「はじめに時間ありき」の意識が低いから時間オーバーもいとわない。「はじめに時間ありき」の意識が低いから、なかみの薄
 い話し合いをしても平気。みたいな会もある。
 授業も同じ。時間を意識するから、より効果的な内容に向上させようとなる。「限られた時間のなかで、子どもに力をつけよ
う」 と考えるから、研究授業もするのである。
  
5/02 水  来週の火曜日3校時に児童総会を計画している。参加者は、3〜6年生全員。
 内容は、学級紹介。各学級2分30秒以内で学級の紹介を行うことになっている。会のなかみは、学級紹介とあいさつのみ。
 内山学級では、この2分30秒を「子ども個の度胸をつける場」として使わせていただく。