日付関数や時刻関数を使って数値をシリアル値にする:Excelの基本操作



DATE関数を使って日付を表示する 日付データ(シリアル値)から「年」「月」「日」を取り出す
時刻に対応する小数(シリアル値)を返します 時刻データから「時」「分」「秒」を取り出す
シリアル値を曜日に対応する数値に変更する 指定された期間の稼動日数を求めます

DATE関数:「年」「月」「日」の数値を日付データ(シリアル値)に変えます   topへ
=DATE(年,月,日)  :シリアル値を返します。

  1. C3:E4セルにそれぞれ年月日の数値が入力されています。
    これらの数値を使って、F3:F4セルに日付を表示します。
      B C D E F
    2 氏名 年月日
    3 山田太郎 1984 10 11
    4 鈴木一郎 2001 5 22
  2. F3セルを選択して、 =DATE(C3,D3,E3) と入力します。
  3. F3セルに 1984/10/11 と表示されました。
    F3セルを選択して、フィルハンドルをドラッグして、F4セルにコピーします。

日付データ(シリアル値)から「年」「月」「日」を取り出す  topへ
=YEAR(日付)  :『年』を返します。1900 〜 9999 (年) の範囲の整数となります。
=MONTH(日付) :『月』を返します。1 〜 12 (月) の範囲の整数となります。
=DAY(日付)  :『日』を返します。1 〜 31 の範囲の整数となります。

  1. C3:C4セルに入力された日付データから『年』『月』『日』の数をD3:F4セルに取り出します。
    なお、C3:C4セルにはシリアル値で入力されています。
    B C D E F
    2 氏名 年月日
    3 山田太郎 1984/10/11
    4 鈴木一郎 2001/5/22
  2. D3セルには =YEAR(C3) と入力します。
  3. E3セルには =MONTH(C3) と入力します。
  4. E3セルには =DAY(C3) と入力します。
  5. D3:F3セルを選択して、右下のフィルハンドルにマウスを重ねて、十字形になっているのを確認して、ダブルクリックして下方向へ数式をコピーします。
  6. D4:F4セルに数式がコピーされました。

時刻に対応する小数(シリアル値)を返します   topへ
=TIME(時,分,秒)
  時:0 〜 32767 の範囲で指定します。23 を超える値は 24 で除算され、剰余が時間として計算されます。
  分:0 〜 32767 の範囲で指定します。59 を超える値は時と分に変換されます。
  秒:0 〜 32767 の範囲で指定します。59 を超える値は時、分、秒に変換されます。

  1. 時刻の時、分、秒が別々のセルに表示してあります。
    E3:E4セルに 『時:分:秒』 と表示します。
      B C D E
    2 時:分:秒
    3 8 6 12
    4 14 16
  2. E3セルに =TIME(B3,C3,D3) と入力します。
  3. E3セルを選択して、フィルハンドルをドラッグして、数式をE4セルへコピーします。

時刻データから「時」「分」「秒」を取り出す(シリアル値から数値への変換)  topへ
=HOUR(時間)   :時間を取り出します。0〜23(時)の範囲の整数になります。
=MINUTE(時間) :分を取り出します。 0〜59(分)の範囲の整数になります。
=SECOND(時間) :秒を取り出します。 0〜59(秒)の範囲の整数になります。
   (注) 時間にはシリアル値を使用します。

  1. 下表はマラソンの世界記録が入力されています。
    記録から、時、分、秒をそれぞれ計算します。
    B C D E F G H
    2 年次 世界記録 選手 大会
    3 2018年 2:01:39 エリウド・キプチョゲ(ケニア) ベルリン 2 1 39
    4 2014年 2:02:57 デニス・キメット(ケニア) ベルリン 2 2 57
    5 2013年 2:03:23 キプサング(ケニア) ベルリン 2 3 23
    6 2011年 2:03:38 マカウ(ケニア) ベルリン 2 3 38
    7 2008年 2:03:59 ゲブレシラシエ(エチオピア) ベルリン 2 3 59
  2. F3セルに =HOUR(C3) と入力します。
    F3セルを選択して、フィルハンドルをダブルクリックして、F7セルまで数式をコピーします。
  3. G3セルに =MINUTE(C3) と入力します。
    G3セルを選択して、フィルハンドルをダブルクリックして、G7セルまで数式をコピーします。
  4. H3セルに =MINUTE(C3) と入力します。
    H3セルを選択して、フィルハンドルをダブルクリックして、H7セルまで数式をコピーします。

シリアル値を曜日に対応する数値に変更する   topへ
=WEEKDAY(シリアル値,種類)

  1. このお店は火曜日が定休日です。
    下表の予定表に火曜日には定休日と表示します。
    B C
    2 日付 予定
    3 2019/11/1 (金)
    4 2019/11/2 (土)
    5 2019/11/3 (日)
    6 2019/11/4 (月)
    7 2019/11/5 (火) 定休日
    8 2019/11/6 (水)
    9 2019/11/7 (木)
    10 2019/11/8 (金)
    11 2019/11/9 (土)
    12 2019/11/10 (日)
    13 2019/11/11 (月)
    14 2019/11/12 (火) 定休日
    15 2019/11/13 (水)
    16 2019/11/14 (木)
    17 2019/11/15 (金)
  2. C3セルに =IF(WEEKDAY(B3)=3,"定休日","") と入力します。
    ここではWEEKDAY関数の種類を省略していますので、日曜日が1となるので、火曜日は 3 となります。
    IF関数と組み合わせて、WEEKDAY関数の戻り値が3の時に「定休日」と表示します。
    C3セルに数式を入力したら、C3セルを選択して、フィルハンドルをダブルクリックして、C17セルまで数式をコピーします。

指定された期間の稼動日数を求めます    topへ
=NETWORKDAYS(開始日,終了日,祭日)
   指定した期間(開始日〜終了日)の稼働日数を返します。稼動日とは、土曜、日曜、および指定された祭日を除く。

  1. 2019年11月1日から工事を開始して、11月20に完了する契約です。
    土日と祝日は工事は休みとします。何日の工事日数となるのか計算します。
  2. C3セルを選択して、 =NETWORKDAYS(C2,C3,E3:E5) と入力します。
    工事日数は13となります。

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