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数式を使った条件付き書式ルールを作成する
- セルと書式を設定するセルとが異なる場合や複数のセルを比較して書式を設定する場合などは、数式を使ってルールを作成する必要があります。
[ホーム]タブのスタイルグループにある[条件付き書式]→[新しいルール]から設定します。
- 下図の成績表で合計が上位 5位 の氏名を赤色で表示します。
条件付き書式を設定するセル C4:C17を選択します。
- I列の上位5個のデータに色を付けているのは、これらの値がトップ5というのをわかりやすくするためです。
このI4:I17の条件付き書式の設定方法法は ユーザー設定の条件付き書式ルールを作成する で説明しています。
- [ホーム]タブのスタイルグループにある[条件付き書式]→[新しいルール]を選択します。
- 新しいルール ダイアログボックスが表示されます。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。
次の数式を満たす場合に値を書式設定で =RANK(I4,$I$4:$I$17)<=5 と数式を入力します。
[書式]ボタンをクリックします。
- [フォント]タブを選択して、色で「赤色」を選択します。
[OK]ボタンをクリックします。
- 条件付き書式の設定ができました。[OK]ボタンをクリックします。
- 合計得点が上位5位の名前が赤色で表示されました。
- 各教科の得点と合計が平均より大きいセルに色を付けます。
1つの条件(ルール)で条件付き書式を設定します。
設定するセル範囲 F4:I17 を選択します。
- 19行目に平均値を求めていますが、これは説明上表示しているだけです。(結果が正しいのが見てわかるように表示しています)
これらのセルの値はルールの設定には使用しないで、条件付き書式を設定してください。
- [ホーム]タブのスタイルグループにある[条件付き書式]→[新しいルール]を選択します。
- 新しいルール ダイアログボックスが表示されます。
「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。
次の数式を満たす場合に値を書式設定で =AVERAGE(F$4:F$17)<=F4 と数式を入力します。
[書式]ボタンをクリックします。
- 数式 =AVERAGE(F$4:F$17)<=F4 は F$4:F$17 と F4 の組み合わせ がポイントです。
各教科の判定は 国語は AVERAGE(F4:F17)<=F4、数学は AVERAGE(G4:G17)<=G4、英語はAVERAGE(H4:H17)<=H4、合計は AVERAGE(I4:I17)<=I4 となります。
これらの数式は 列単位で右へシフトしているだけですので、=AVERAGE(F$4:F$17)<=F4 とAVERAGE関数のセル範囲の行を固定することで1つの数式にまとめることができます。
- [塗りつぶし]タブを選択しました。
パターンの色とパターンの種類を選択しました。
[OK]ボタンをクリックします。
- 条件付き書式の設定ができました。
「OK」ボタンをクリックします。
- 各教科と合計が平均以上のセルを塗りつぶすことができました。
- 条件付き書式を解除する には、条件付き書式が設定してあるセル範囲を選択してクリアする方法とシート全体からルールをクリアする方法があります。
- シート全体からルールをクリアする場合は条件付き書式をクリアするシートをアクティブにします。(シートを選択します。)
[ホーム]タブのスタイルグループにある[条件付き書式]→[ルールのクリア]→[シート全体からルールをクリア]を選択します。
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