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エクセル2013基本講座：Excelで使用する演算子について

算術演算子　　　　　topへ

• 数式の四則演算などに使用します。
  

  演算子	記号の読み	意味
  =	イコール	代入
  +	プラス	加算
  -	マイナス	減算 負の数
  *	アスタリスク	掛け算、乗算
  /	スラッシュ	割り算、除算
  ^	キャレット	階乗、べき乗
  %	パーセント	パーセンテージ

  • 演算子の優先順は　-(負の記号) 、%(パーセンテージ)、　＾(べき乗)、　*(乗算)または/(除算)、　+(加算)または-(減算)　となります。
    また、カッコを使うと計算順序を変更して、先に演算を行うことになります。
    • =5*(1+2)^2-3　は　=5*3^2-3　→　=5*9-3　=45-3　　=42　となります。
      =5*(1+2)^(4-2)　は　=5*3＾2　→　=5*9　→　=45　となります。
  • 使用例
    • =A1+B1　　A1セルの値とB1セルの値を足して、数式の入力してあるセルへ代入する。
    • =A1-B1　　A1セルの値からB1セルの値を引いた結果を、数式の入力してあるセルへ代入する。
    • =-A1　A1セルの負の値を代入する。　=A1*(-1)　と同じ
    • =A1*B1　A1セルの値とB1セルの値の積(掛け算の結果)を、数式の入力してあるセルへ代入する。
    • =A1/B1　　A1セルの値をB1セルの値で割った結果を、数式の入力してあるセルへ代入する。
    • =A1^2　　A1セルの値を2乗した結果を、数式の入力してあるセルへ代入する。
    • =A1%　　A1セルをパーセントにする。A1セルが10であれば、10%=0.1　となる。(100で割った値になります)
    • 

比較演算子　　　　　topへ

• IF関数や条件付き書式、データベース関数などの条件の表記に使用されます。
  

  演算子	意味	論理式での使用例	結果
  >	より大きい	=A1>B1	A1がB1より大きいならTRUE、そうでなければFALSE
  >=	以上	=A1>=B1	A1がB1以上ならTRUE、そうでなければFALSE
  <	未満(より小さい)	=A1<B1	A1がB1未満(より小さい)ならTRUE、そうでなければFALSE
  <=	以下	=A1<=B1	A1がB1以下ならTRUE、そうでなければFALSE
  =	等しい	=A1=B1	A1とB1が等しいならTRUE、そうでなければFALSE
  <>	等しくない	=A1<>B1	A1とB1が等しくなければTRUE、そうでなければFALSE

  • COUNTIF関数で比較演算子を使った条件の例
    ○はカウントされているものを示しています。
    
    
    
  • なお、Excelでは結果を数値化するとTRUEは1,FALSEは0と扱われます。
    例えば、=(3>2)はTRUE　となりますが、=(3>2)+(2>1)は「2」、=(1>2)+(2>1)は「1」、=(1>2)+(2>3)は「0」となります。
    ※ ワークシート関数として使用した場合です。VBAではTRUEは-1として扱われます。
    

    論理値の四則演算	結果
    TRUE+TRUE	2
    TRUE+FALSE	1
    TRUE*TRUE	1
    TRUE*FALSE	0
    FALSE*FALSE	0

• ワイルドカードとの組み合わせ例
  

  例	結果	例	結果
  =A*	Aで始まる	=?A	文字数が2で、2文字目がA
  =*A	Aで終わる	=?A*	左から2文字目がA
  =*A*	Aを含む	=*A?	右から2文字目がA
  <>*A*	Aを含まない

  • A4:A13セルの文字列をCOUNTIF関数を使って、各条件による結果の違いを示しています。
    ○はカウントされているものを示しています。
    
    
    

文字列演算子　　　　　topへ

• 文字列を結合するのに使われます。
  

  演算子	記号の読み	例	結果
  &	アンパサンド	="Excel"&"で計算"	Excelで計算

  • 数値を&でつなぐこともできます。
    

参照演算子　　　　　topへ

• 計算するセル範囲を結合します。
  

  演算子	記号の読み	例	結果
  :	コロン	A1:C1	A1からC1までのセル
  ,	カンマ	A1,C1	A1とC1の2つのセル
  (スペース1個)	スペース	A1:B2 B1:C2	共通するセル範囲B1:B2

  • 数式中でよく使用されますが、下図では名前ボックスに入力してどのセルが選択されるかを示してみました。
    下図は説明用のものです。[Enter]キーを押すと名前ボックスの表示は変化します。
    • 名前ボックスに　A1:C1　と入力して、[Enter]キーを押すと、セル範囲A1:C1が選択されます。
      
    • 名前ボックスに　A1,C1　と入力して、[Enter]キーを押すと、A1セルとC1セルが選択されます。
      
    • 名前ボックスに　A1:B2 B1:C2　と入力して、[Enter]キーを押すと、セル範囲B1:B2が選択されます。
      

論理演算子　　　　　topへ

• 論理関数として使用できます。
  

  演算子	内容
  AND	論理積（*）	すべてを満たすときにTRUEを返します
  OR	論理和（+）	いずれかを満たすときにTRUEを返します
  NOT	否定（<>）	論理式を否定します。論理式がTRUEならFALSEを返します。

  • IF関数の論理式に使用した例です。
    

演算子の優先順位　　　　　topへ

• 1つの数式で複数の演算子を使用する場合、次の表に示した順序で計算が実行されます。
• 数式に同順位の演算子が含まれる場合、左から右の順に計算が実行されます。
  順序を変えるにはかっこ （ ）　を使うと、カッコ内が先に計算されます。
  

  演算子	内容
  :(コロン)	参照演算子
  (スペース)
  ,(カンマ)
  -	負の値
  %	パーセンテージ
  ^	べき算
  * または /	乗算または除算
  + または -	加算または減算
  &	文字列の結合または連結
  = < > <= >= <>	比較演算子

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