エクセル2010基本講座：ワークシートの保護と保護の解除

シートの保護　　　　　topへ

• シート全体を誤改変されないようにパスワードで保護することができます。
• このとき保護されるのはロックされたセルが対象となります。
  初期状態では全てのセルがロック状態になっていますので、ロックを解除しないとすべてのセルが保護対象となります。
  保護をしないセルに対してロックを解除する設定が必要になりますので、感覚的には反対の操作をすることになります。
  セルの保護・・・なのですが、保護しないセルの設定をするのです。
  • 保護するセルの数が少なく、保護を必要としないセルが多いときは逆の手順が効果的です。
    全セルもしくは部分的なセル範囲を選択して、まとめてロックを解除します。
    その後、保護するセルを選択してロックします。

• セルのロックを解除する

  • 一部のセルを操作できるようにするには、操作を許可するセルのロックを解除しておきます。
    なぜなら、初期値ではすべてのセルがロックされているからです。
    1. 操作できるようにするセルを選択します。
    2. [ホーム]タブの[セル]グループにある[書式]→[セルのロック]を実行してセルのロックを解除します。
       

• シートの保護(マウス操作)

  1. 保護するシートの見出しを右クリックし、[シートの保護]を実行します。
     
  2. 許可する操作にチェックを入れます。必要に応じてパスワードを入力します。
     
  3. パスワードを入力したら、「パスワードの確認」ダイアログが表示されるので、もう一度同じパスワードを入力します。
     パスワードを忘れるとシートの保護を解除できなくなるので注意してください。→ シートの保護のパスワードを忘れたら?
     

  シートの保護(リボンでの操作)

  • リボンでは2か所からシートの保護ができます。
    1. [校閲]タブの[変更]グループにある[シートの保護]を実行します。
       
    2. [ホーム]タブの[セル]グループにある[書式]→[シートの保護]を実行します。
       
  1. 許可する操作にチェックを入れます。必要に応じてパスワードを入力します。
     
  2. パスワードを入力したら、「パスワードの確認」ダイアログが表示されるので、もう一度同じパスワードを入力します。
     パスワードを忘れるとシートの保護を解除できなくなるので注意してください。
     

シートの保護の解除方法　　　　　topへ

• シートを保護した状態ではロックしたセルの編集ができませんので、保護を解除してから編集などを行います。

• マウスでの操作方法

  1. シート見出しを右クリックし、[シート保護の解除]を選択します。
     
  2. パスワードが設定してある場合は、パスワードの入力を求められますので設定したパスワードを入力します。
     パスワードが設定されていないときはこのダイアログボックスは出ずに、シートの保護は解除されます。
     

• リボンでの操作方法

  • リボンでは2か所からシートの保護ができます。
    1. [校閲]タブの[変更]グループにある[シート保護の解除]を実行します。
       このコマンドボタンはシートが保護されていないときは[シートの保護]になっています。
       
    2. [ホーム]タブの[セル]グループにある[書式]→[シート保護の解除]を実行します。
       
  1. パスワードが設定してある場合は、パスワードの入力を求められますので設定したパスワードを入力します。
     パスワードが設定されていないときはこのダイアログボックスは出ずに、シートの保護は解除されます。
     
  • 【関連事項】
    • 数式の入っているセルを保護する