エラー値を無視して計算したい:Excel2010基本講座



更新 2021/11/06

エラー値を無視して計算する     Topへ

1種類のエラーを無視して合計する

  1. 下図のように #N/Aエラーが計算したいセル範囲にある時、C9セルのように =SUM(C2:C7) では #N/Aエラーが返されます。
    #N/A と等しくないセルを合計する(#N/A 以外のセルを合計する)と考えると、C10セルのように =SUMIF(C2:C7,"<>#N/A") として計算することができます
  2. 同じく、#VALUE! エラーだけがある場合は、=SUMIF(D2:D7,"<>#VALUE!") で計算することができます。

複数のエラーを無視して合計する

  1. 下図のように複数の種類のエラーが存在しているケースでは、C10,C11セルのように、上記のSUMIF関数ではうまく計算できません。

配列数式を使う

  1. C12セルは 配列数式を使って、エラー値を0に置き換えて計算しています。
    計算式は =SUM(IF(ISERROR(C2:C7),0,C2:C7)) と入力して、[Shift]+[Ctrl]+[Enter]で数式の入力を確定して、配列数式にしています。
    {=SUM(IF(ISERROR(C2:C7),0,C2:C7))} と数式がかっこで囲まれています。

AGGREGATE関数を使う

AGGREGATE関数を入力する手順

  1. 関数名を正確に覚えていなくても、=a と入力すると、Aで始まる関数がリスト表示されます。
    AGGREGATE をダブルクリックすると関数を入力することができます。
  2. =AGGREGATE( と入力されて、引数の集計方法がリスト表示されます。
    ここでは、合計したいので 9 - SUM をダブルクリックして、9を入力します。
  3. =AGGREGATE(9, 9の後ろにカンマ( , )を入力すると、引数のオプションがリスト表示されます。
    6 - エラー値を無視します をダブルクリックして 6 を入力します。
  4. 合計したいセル範囲を指定して、セル範囲を入力したら、後括弧 ) を入力して、[Enter]キーで数式の入力を確定します。

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