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元号の1年目を元年と表示する(条件付き書式)
元号の1年目を元年と表示する(条件付き書式):Excelの基本操作
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和暦の令和1年を令和元年と表示形式で表示する
ユーザー定義の表示形式は?
TEXT関数で1年を元年とする方法
元号の1年を条件付き書式で元年と表示します(条件付き書式)
その1:条件にText関数を使う方法
その2:条件にシリアル値を指定する方法
その3:条件に論理式を使う方法
セルの表示形式で対処できるようになりましたので、Excel2019やOffice365をお使いの方は非常に楽になりました。
以前のバージョンの方は条件付き書式で対処することができます。その方法をいくつか説明していますので、自分が楽に感じる方法を選択してください。
和暦の令和1年を令和元年と表示形式で表示することができるようになりました(Excel2019,Office365)
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セルの表示形式で令和元年、平成元年 などを表示することができるようになりました(この部分の記事は2019/11/18に書いています。)
この時点のExcel2019のバージョンは1910となっていました。
表示形式で元年を表示する方法
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B列には日付データが入力されています。
C列には =B3 とB列の値を参照しています。
これまでは下図のように、和暦でも1年と表示されていました。
Excel2019,Excel for Office 365では表示形式のダイアログが変更されました。
日付が入力されているセルを選択して、[Ctrl]+[1]でセルの書式設定 ダイアログボックスを開きます。
[表示形式]タブの[分類]で 日付を選択します。
カレンダーの種類で 和暦 を選択します。
「1年を元年と表記する」にチェックを入れます。
リボン操作では[ホーム]タブの数値グループのダイアログボックス起動ツールをクリックします。
または、表示形式のドロップダウンリストで「その他の表示形式」を選択します。
右クリックメニューを使う場合は、[セルの書式設定]を選択します。
すると、1年が元年と表示されました。
ユーザー定義の表示形式は?
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上記で設定した表示形式のセルを選択して、[Ctrl]+[1]でセルの書式設定 ダイアログボックスを開きます。
分類で「ユーザー定義」を選択すると、種類に
[$-ja-JP-x-gannen]ggge"年"m"月"d"日";@
と表示されます。
これをユーザー定義で設定すれば良いことがわかります。
TEXT関数で1年を元年とする方法
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E3セルに
=TEXT(B3,"[$-ja-JP-x-gannen]ggge年m月d日")
と入力します。
元号の1年目を元年と表示する(条件付き書式)
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2019/4/1に新元号「令和」が発表され、5/1から令和元年が始まります。
Excelでは更新プログラムで新元号「令和」が表示されるようになることと思われます。
2019/5/4にExcelの更新ではなく、Windowsの更新で「令和」に対応した模様です。
更新プログラム KB4495667 がインストールされて、表示ができるようになりました。
Excelで令和が表示できるようになったので、一部修正しています。
昭和元年や平成元年を条件付き書式で表示する方法を説明します。
令和元年も同様にできます
関数を使う方法は
エクセル関数の技:関数を使って元号・元年を表示する(和暦に変換する)
をご覧ください。
セルの表示形式の設定方法は
日付の表示形式
をご覧ください。
令和元年の表示はユーザー定義で
[<43586]ggge"年"m"月"d"日";[<43831]"令和元年"m"月"d"日";ggge"年"m"月"d"日"
と設定します。
ただし、この方法は令和だけが元年と表示され、平成1年、昭和1年となりますので、ご了解の上使用してください。
各元号の1年を元年と表示する、大正元年、昭和元年、平成元年、令和元年を表示します。
このページでは下図のD列のように各元号の「1年」を「元年」に条件付き書式で表示します。
このページでは3通りの設定方法を説明します。
最初に日付の表示形式を和暦にする
説明しているものと同じシート(表)を作成する手順で、条件付き書式の設定方法を説明しています。
下図のB列に入力されている日付がC,D列にも同じように入力されています。
B列に日付を入力して、B2:B21をC,D列にコピー/貼り付けします。
C,D列は表示形式を 和暦にして表示します。
C2:D21セルを選択します。
セルの書式設定のダイアログボックスを表示します。ショートカットキーは [Ctrl]+[1]です。
リボン操作の場合は「ホーム」タブの数値グループにあるダイアログ起動ツールをクリックします。
[表示形式]タブで分類は[日付]を選択します。
カレンダーの種類で「和暦」を選択して、種類で「平成24年3月14日」を選択します。
下図のように C,D列が和暦で表示されます。
ユーザー定義で [$-ja-JP]ggge"年"m"月"d"日";@ と設定しても同様の表示にできます。
Excel2013以前は [$-411]ggge"年"m"月"d"日";@ となります。
元号の1年を条件付き書式で元年と表示します:その1.条件にText関数を使う方法
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ここで説明している方法はルールを1つ設定するだけで各元号の1年を元年と表示することができます。
数式にTEXT関数を使用する方法です。
D列に条件付き書式を設定します。
D2:D21セルを選択します。(D列もあらかじめ和暦の表示形式が設定されています)
[ホーム]タブの[条件付き書式]→[新しいルール]を選択します。
新しい書式ルールで「数式を使用して、書式設定するセルを決定」を選択します。
次の数式を満たす場合に値を書式設定に
=TEXT(D2,"ee")="01"
と入力します。
和暦の年を2桁表示にする表示形式 ee を使うと、1年は 01 となりますので、TEXT関数で 年が "01" と等しいと条件を付けます。
=TEXT(D2,"e")="1"
としてもOKです。
[書式]ボタンをクリックします。
表示形式タブで[ユーザー定義]を選択し、
[$-ja-JP]ggg"元年"m"月"d"日"
と入力しました。
使用しているExcel は2019ですが、ロケールID
[$-ja-JP]
を付けています。Excel2013以前は [$-411]となります。
どこに条件付き書式が機能したかわかりやすくするために、[塗りつぶし]タブで色を設定しました。
[OK]ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じます。
選択していたD2:D21セルに条件付き書式が設定できました。
大正1年は大正元年、昭和1年は昭和元年、平成1年は平成元年、令和1年は令和元年と表示できました。
元号の1年目を元年と表示する(条件付き書式):その2.条件にシリアル値を指定する方法
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元年となる日付を決め打ちする方法もあります。Webで良く解説されている方法になります。
下図のように、大正元年はシリアル値が4595以上と4749以下、昭和元年は9856と9862、平成元年は32516と32873の間の日付になります。
新年号の令和元年はシリアル値が43586以上、43830以下になります。
このシリアル値で条件付き書式のルールを設定する方法です。
D列のシリアル値は表示形式を「標準」にして、日付をシリアル値で表示しています。
つまり、D列で各年号の元年の期間をシリアル値で表示しています。 (D列は説明のために設けています)
E2:E20にはあらかじめ、C2:C20と同じ和暦の表示形式が設定してあります。
(表示形式のベースは和暦で1年の時だけを元年表示にするというやり方です。)
セルの書式設定のダイアログボックスを表示するショートカットキーは [Ctrl]+[1] です。
リボン操作の場合は「ホーム」タブの数値グループにあるダイアログ起動ツールをクリックします。
E2:E21セルを選択して、[ホーム]タブの[条件付き書式]→[新しいルール]を選択します。
よって、条件付き書式で「指定の値を含むセルだけを書式設定」で元年の期間のシリアル値を指定します。
下図のように、大正元年のシリアル値 4595と4749 を入力します。
(D列は説明のために設けているだけですので、セルを指定してはいけません。シリアル値を入力します。)
[書式]ボタンをクリックします。
シリアル値を入力する代わりに、日付の形式で入力することもできます。
下図のように t1.7.30 t1.12.31 と日付の形式で入力することもできます。
Excelは自動でシリアル値に変換してくれます。設定後にルールの管理で確認するとシリアル値に修正されるのがわかります。
入力を簡単に、間違いを少なくするためには、日付で入力する方法がお勧めです。
書式は上記と同じで、表示形式タブで[ユーザー定義]を選択し、
[$-ja-JP]ggg"元年"m"月"d"日"
と入力しました。
使用しているExcel は2019ですが、ロケールID
[$-ja-JP]
を付けています。Excel2013以前は [$-411]となります。
大正1年を大正元年と表示することができました。
昭和元年の設定値です。
書式で表示形式を [$-ja-JP]ggg"元年"m"月"d"日" としています。
シリアル値を入力する代わりに、日付の形式で入力することもできます。
下図のように s1.12.25 s1.12.31 と日付の形式で入力することもできます。
平成元年の設定値です。
書式で表示形式を [$-ja-JP]ggg"元年"m"月"d"日" としています。
シリアル値を入力する代わりに、日付の形式で入力することもできます。
下図のように h1.1.8 h1.12.31 と日付の形式で入力することもできます。
令和元年の設定値です。
書式で表示形式を [$-ja-JP]ggg"元年"m"月"d"日" としています。
シリアル値を入力する代わりに、令和元年の日付の形式で入力することもできます。
下図のように r1.5.1 r1.12.31 と日付の形式で入力することもできます。
[条件付き書式]→[ルールの管理]で設定されているルールは下図のように4つが設定されます。
下の方から、大正元年、昭和元年、平成元年、令和元年の条件付き書式のルールが設定されています。
元号の1年目を元年と表示する(条件付き書式):その3.条件に論理式を使う方法
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大正元年、昭和元年、平成元年、令和元年の表示形式の設定は同じなので条件を1つの数式でまとめて書くこともできます。
数式を
=OR(AND(E2>=4595,E2<=4749),AND(E2>=9856,E2<=9862),AND(E2>=32516,E2<=32873),AND(E2>=43586,E2<=43830))
としています。
ここではこの条件がどこに適用されているのかわかりやすいように、セルに塗りつぶしの色を設定しています。
[書式]の表示形式は [$-ja-JP]ggg"元年"m"月"d"日" としています。
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