データの入力規則を設定する:Excelの基本操作



入力規則について 入力値を整数に制限する
入力値を小数に制限する 入力値を日付で制限する
入力値を時刻で制限する 入力値を文字列の長さで制限する

入力規則について       Topへ

入力値を整数に制限する       Topへ

  1. 入力規則を設定するセル範囲を選択します。
    下図ではD3:D7セルを選択しています。
  2. [データ]タブのデータツールグループにある[データの入力規則]を実行します。
  3. データの入力規則の「設定」タブを選択します。
    入力値の種類で「整数」を選択します。
  4. データで「次の値以上」を選択しました。
  5. 最小値に「0(ゼロ)」を入力しました。[OK]ボタンをクリックすると入力規則が設定されます。

入力値を小数値に制限する       Topへ

  1. 入力規則の設定を行うセルを選択して、[データ]タブのデータツールグループにある[データの入力規則]を実行します。
  2. D3:D6セルに入力の種類で「小数点数」、データで「次の値の間」、最小値で「0」、最大値で「150」を設定しました。
    下図で分かるように小数と整数が入力できるのかわかります
    なお、入力の種類の「小数点数」とは不思議な日本語に感じます。小数点のある数値といった意味合いのことばではないかと推測します。

入力値を日付で制限する       Topへ

  1. 入力規則の設定を行うセルを選択して、[データ]タブのデータツールグループにある[データの入力規則]を実行します。
  2. 入力の種類で「日付」、データで「次の値以下」、次の日付までで「=TODY()」と設定しました。 =NOW()でもOKです。
  3. ここを作成したのは 2016/9/15ですので、未来の 2016/10/1 を入力しようとすると警告が表示され入力できません。

入力値を時刻で制限する       Topへ

  1. 時刻 0:00〜23:59:59 に入力を制限する例です。
    セルを選択して、[データ]タブのデータツールグループにある[データの入力規則]を実行します。
  2. 入力値の種類を「時刻」に設定しました。
    データで「次の値の間」を選択しました。
    次の時刻からに「0:00:00」、次の時刻までに「23.59.59」としました。
    次項で説明するように「24:00」以上は入力できないためです。

入力値を文字列の長さで制限する       Topへ

セルに入力できる文字の数を3文字に制限してみます。

  1. セルを選択して、[データ]タブのデータツールグループにある[データの入力規則]を実行します。
  2. 入力値の種類で「文字列(長さ指定)」を選択します。
    データで「次の値以下」を選択しました。
    最大値で「3」と入力しました。

入力するセルの幅で入力する文字数を制限するケースです。

  1. 全角文字と半角文字の文字数を数えるには LENB関数が使えそうです。全角文字は2バイト、半角文字は1バイトなので LEND(セル)<=6 と条件が作成できそうです。
    あとは文字と数値の区別です。ISTEXT(セル)=TRUE、ISNUMBER(セル)=FALSE、TYPE()=2 といった関数が使えそうです。
    ISTEXT(セル)=TRUE がわかりやすいので、これと LEND(セル)<=6 の条件を作成すればよさそうです。
  2. 入力値の種類で「ユーザー設定」を選択します。
    数式に「=AND(ISTEXT(B3)=TRUE,LENB(B3)<=6)」と入力しました。
  3. 全角文字を4文字入力しようとすると、警告画面が表示され入力できません。
  4. 半角文字で7文字入力しようとすると、警告画面が表示され入力できません。
  5. 数値を入力しようとすると、警告画面が表示され入力できません。
  6. 以上のように入力する文字を全角文字で3文字以下、半角文字は6文字以下に制限できました。
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