植村病院TOP>患者様へ>流行性感冒−インフルエンザ

16世紀のイタリアで「星の影響」と恐れられた伝染性の風邪、インフルエンザ。
時には人を死に至らしめるこの悪魔の病にはウィルスの恐るべき生態があった。

当院では予防接種を月曜から土曜日の9時から18時まで行っております。
※13歳以下の方の接種は当院では行っておりません。

インフルエンザと普通の風邪とは、症状の原因となるウィルスが違います。
普通の風邪が、喉の痛みや鼻づまりなどから始まるのに対し、インフルエンザは高熱から始まるのが特長です。
また、罹患すると極度に免疫力が弱まるので、気管支や肺に炎症を起こしやすくなり、さらに重度になると脳炎や心不全を引き起こすこともあり、時には命を落とすこともあります。

 

普通の風邪

インフルエンザ

症状

喉・鼻の違和感

発熱・頭痛・身体の痛み

微熱

38度以上の高熱が数日間

合併症

特に無し

呼吸器・脳の炎症

病原

コロナウィルス・ライノウィルスなど多種

インフルエンザウィルスA・B

▲インフルエンザと風邪の主な違い

 

世界でもっとも古いインフルエンザの記録は紀元前412年のギリシアのヒポクラテスにあります。
また、日本には、893年(貞観5年)インフルエンザ大流行の年にあわせ、時の権力者・藤原良房が「御霊会」を行い政敵を疫神に落としこめたという記録があります。
太古の昔から世界中で蔓延していたインフルエンザ。
どうしてこのように猛威を振るい続けることができるのでしょうか?
その主な要因をまとめてみました。

1

毎年流行する度に変種株が発生するため、人間に免疫がない。

2

普通の風邪が接触感染が主であるのに対し、インフルエンザは飛沫感染が主で、ウィルスが空気中に漂いやすい分、人間が感染しやすい。

3

日本の場合、空気の乾燥する冬の時期に、年末年始で人の動きが多くなるため、ウィルスが拡がりやすい。

1と2からわかるように、インフルエンザウィルスの特殊な生態が強い伝染性を生んでいます。
有史以来、地上を混乱に落としいれ続けているインフルエンザに、人類はなす術をもたないのでしょうか?

 

基本的に3つのことが重要です。
・体力を維持し、抵抗力をつける。
・ウィルスと接しない。
・室内の空調をコントロールし、ウィルスを生かさない。

さらに具体的な方法として、以下の施策があります。

@規則正しい生活

十分な食事・十分な睡眠。体調を整えて抵抗力を維持します。

A雑踏を避ける

人の多いところは、おのずとウィルスもたくさん存在します。とにかくウィルスに出遭わないことが大事です。

B室内の温度湿度を保つ

ウィルスは低温・乾燥を好みます。加湿器やヒーター等で室内をコントロールしましょう。

C手洗い・うがい・マスクの着用

衛生を行い、接触・飛沫感染を防ぎます。また、他人にウィルスを与えないというエチケット効果もあります。

インフルエンザの基礎知識はこちらをごらんください。

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