夏色の空サギソウが咲き始めたよ、との便りをもらって逢いに出かけたい思いを募らせていました。前回、逢う事のできなかったユウスゲにも逢いたい・・・・そう思って帰りが遅くなると家族に告げて、夕方の湿原に出かけてきました。----2001.7.28




ユウスゲ

コオニユリ
ユウスゲ
ユリ科
コオニユリ
ユリ科

花期 7〜9月
別名 キスゲ
淡い黄色い花を
夕暮れの風に揺らしていました
遠 景

花期 7〜9月
オニユリよりは可憐で
繊細な百合が湿原に
うつむき顔で立っていました
遠 景
カワラナデシコ ゲンノショウコ
カワラナデシコ
ナデシコ科
ゲンノショウコ
フウロソウ科

花期7〜10月
咲き始めたばかりの彼女
今年は少し元気がないそうです
暑さがこたえているのかな
遠 景

花期7〜10月
もう咲き初めたのですね
今年は何回 貴女に逢えるかな
野歩きが楽しみ
遠 景
クルマバナ ハンカイソウ
クルマバナ
ユリ科
ハンカイソウ
ラン科

花期8〜9月
輪を描くように
咲いているから『車花』かな
貴女が一番綺麗だったよ
遠 景

花期6〜8月
草丈1mもあったかな
大きくて鮮やかな黄色は
向日葵の印象かな
遠 景


サギソウとユウスゲに逢いたくて、夕方の湿原に出かけてきました。家庭の主婦が夕食時に家を留守にするには、いろいろ下準備が大変。(笑) 事前に家族に許可を申請して、夕食の支度を済ませて・・・やっと心置きなく出かけられます。
朝からバタバタとしたけれど、昨年からの念願だったユウスゲに逢える。。。それだけで、気持ちが弾みます。

湿原へ向かう山道、今日はコオニユリが迎えてくれました。見分け方がいまいち判らなかったんだけど、遠目にも清楚さが見て取れます。か弱げで繊細な感じがするのがコオニユリですね。ムカゴが見えなくても判断がつきそうです。
「車を留めようか?」と言ってくれる友に、「ううん、湿原にも咲いてるから・・・」と告げる。先を急ぐ思いが胸を満たしています。

けれど、薄紫色のひとかたまりが目に飛び込んできて、やっぱり車を止めてもらいました。クルマバナです。綺麗に輪生していました。こんな綺麗な顔を見たのは初めて。留めてもらって良かった・・・。

曲がりくねった坂道を登り終えると湿原の駐車場手前から、ユウスゲが咲いているのが見えます。「降りて見ておいで。」と車を留めてくれる友人に甘えて降り立つ。淡い黄色のユウスゲとオレンジ色のコオニユリが揺れています。少しでも近づきたくて湿原に続く土手を下る・・・昨年、ココで萎んだユウスゲに逢いました。夕方にしか花を開かないと聞いて、諦めて帰りました。いつか、逢いたいと思っていた花です。想像より淡い黄色・・・きれい。

少しづつ日暮れ時が近づいて来て湿原を歩いていた人が一人、二人と減っていく。ほとんど人がいなくなった湿原は、虫たちとセミの声だけが響いています。
湿原を渡る静かな風に黄色い花が揺れる・・・陽が傾くほどに黄色が際立って見えてくる。静まり返って闇が降り始める湿原に浮かぶ黄色い花・・・その光景が想像されて帰る気持ちになれませんでした。闇にぽぉっと浮かぶ黄色の花を見たいという思いを残しながら帰ってきました。

サギソウも咲いていてくれました。湿原の真ん中に・・・人を拒むようにして。望遠機能の弱い私のデジカメでは今年も撮影できなかったけれど、それもいいかな。いつか・・・と思いながら、また1年待つことにします。


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