鹿屋市の茶業について
鹿屋市位置
鹿屋市は大隈半島の中央に位置し、北は輝北町、南は大根占町、
東は高山、吾平、東串良町、西は垂水市と隣接しています。
肝属 |
鹿屋市面積及び耕地状況
鹿屋市の総面積は、234,4Km2(東西14Km、南北24Km)であり、
耕地については、笠ノ原台地を中心に3つの台地に広がっています。
栽培状況
茶については、笠ノ原台地と、早場地帯(高須、浜田方面)に栽培されており、
現在の茶栽培面積(専用)は、215ha(平成11年度)であり、
現在増反中です。(平成14年度新植面積10ha)
東原方面 |
浜田方面 |
一番茶摘採時期
一番茶の摘採時期については、浜田方面(南部)が4月極上旬から開始され、
笠ノ原、高隈方面(北部)で5月中旬までの1ヶ月半程度の期間で生産が行われています。
また、早場地帯においては、4番茶生産まで行われる場合があります。
茶栽培品種については、ヤブキタを中心に栽培が行われており、
早場地帯は、クリタワセ、ユタカミドリ、オオイワセが栽培されています。
摘採風景。 |
生産工場状況
鹿屋市の茶工場数は、現在31工場あり、
深蒸し、強蒸し煎茶、蒸し製玉緑茶が生産されています。
現在は深蒸し煎茶が多く栽培されており、全体の生産の6〜7割程度を占めています。
防霜施設整備状況
防霜施設については、幼木園を除き、ほぼ100%整備されており、
特に笠ノ原台地においては、高隈ダムを水源とする畑地灌漑利用水
によるスプリンクラー防霜を行っています。
スプリンクラー防霜 |
鹿屋市茶業組織状況
鹿屋市茶業振興会 62戸
鹿屋市製茶業者会 30戸
鹿屋市緑萠会(青年) 16人
緑萠会の現地検討会の様子 |
茶栽培新規農家の状況
現在、平成12年度春植えより新規茶栽培農家が3戸参入しました。
一戸については、全くの新規参入ですが、他2戸については、
野菜、加工用サツマイモからの部門転換となっています。
現在、それぞれの面積は、約1.3ha程度ですが、年次的に増反し、
将来的には、各戸5haを目標に増反していく計画になっています。
新工場グリーンティー鹿屋 |
環境保全型茶業の取り組み
鹿屋市では、クリーンなかごしま茶づくりを目指して取り組みを行っています。
・ハマキ天敵(顆粒病ウィルス)を使用した減農薬体型の確立
・施肥窒素の削減
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