夏の日
眩しい光がすべてをつつむ
涼しさが暑さへと変わり
みんなが目を覚ます
犬とかけっこをしているおじさんが
新聞配達の自転車を追いかける
白けた空の真ん中に
眩しい丸が影を消そうとする
窓を開ければレースカーテンが揺れ
風鈴の音も揺れる
あちこちで水の音が聞こえる
黄 と 青 と 藍 の世界
行き場を求め走り去る光
行き場を照らす動かない光
暑さはどこかへと消え
心地よい風鈴の音がまた聞こえる
夏の日 が終わる
04.08.07
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