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楽しい車中泊



  車中泊の旅は楽しい。一日の活動を終え、車中泊をする場所を悩んだ挙句に決定する。買い物なども済まし、土地の温泉も楽しみ、食事も済ませたそのあとは、シートにもたれて至福の時。
 缶ビールなど飲みながら、今日の釣果を思い出し、カッパエビセンで汚れた手でボロボロの地図などめくり、明日の予定を目論む。
 窓の外が暗くなっているのに気づいたその時、色々の思いが沸き起こる。自然との一体感、僅かな不安感、今日一日の満足感、眠りの世界に身を委ねる開放感… … …。

 シートを倒し色々と試行錯誤しながら、寝やすい体制を探す。疲れているのですぐに眠りにつく。すると真夜中に目覚めて、今何時かと思う。ライトを探して腕時計を見る。時には寒さで目が覚め、我慢できずに早朝6時に温泉に行く。時には暑い日差しで目が覚める。時には人々の通勤の喧騒で起こされる。
 昨日コンビニで買っておいた缶コーヒーを思い出して喜び、クーラーボックスから取り出して飲む。そして朝食を済ませ、世話になった大地に感謝しそこを去る。そんなこんなで、とにかく車中泊は楽しい。



 私にとって車中泊の一番の利点は経済面だ。貧乏でもなんとか遠出 (せいぜい片道80Km以内が多い)が出来るのは宿泊費が要らない車中泊のお陰である。
 と言っても、頻繁に遠出が出来る身分でもない私の車中泊は、旅行より飲み会の後が多い。タクシー代を浮かす為なのだが、酔いも手伝いなかなか楽しい。車中泊をした事がない人は飲み会の後、駐車場で一度車中泊をやってみるとその楽しさが分かると思う。ただし、飲み屋街での車中泊は、酔っ払いがうるさいやら、車に悪戯はされるやらで安眠できない。避けた方が良い。近くの公園などがお薦めだ。

 車中泊の旅はその気楽さもいい。どんな山奥に行っても寝場所はある、という安心感がある。勿論、車中泊をする場所は探さないといけないが、車中泊する場所が決まったら、そのまま即、休めるのだ。そして、車で寝るのは見た目ほど大変でもない。
 家計にも優しい優れた宿泊形態、と、そこまで威張って言う事もないが。楽しくてお金もかからなければ愛好者が増えるのが世の常だ。車中泊を行う人は大変多いらしい。

 ところが、車中泊を行なった事がない人から見ると、これは非人間的な行為に見えるらしい。家はどうしてるの? とか、ちゃんと人生生きてるの? と、特に女性に多く質問される。ホテルや旅館に泊まるとちゃんとして見え、車中泊だとちゃんとしているように見えないらしい。一人で行うとなおさらである。
 それは人々の素直な感想であり、今現在、車中泊が好意的に認知されてなくてもそれは仕方がない。社会は保守的なものであるから、あまり見慣れない物事は異様に見えるのだ。車中泊をする人達のマナーが問題になる事なく、好意的に早く社会に認知されればと思う。

 さて、車中泊を行う場所であるが、一般的には「道の駅」や、道路横の駐車スペース、港や駅や公園の駐車場などの、公共の駐車場所を利用する事が大半であると思われる。
 公共でない私物の駐車場、たとえばスーパーや有料駐車場で車中泊を行おうとすれば許可やお金がいる。だから普通これらでは車中泊はしないだろう。そんな面倒臭い事やお金のかかる事をしたくないのが車中泊魂(だましい)だ。
 駐車場として整地されていない場所、言い換えれば道路がない所、例えば自然なままの山や海は、物理的に駐車しにくく危険でもある。大体恐い。そして、そもそも山であれ海であれどこでも持ち主がおり、駐停車にはやはり許可が要る。


 という事で、車中泊を行う場所は一般的に、やはり、許可が要らずお金もかからない、比較的安全で恐くない公共の駐車場になってしまう。
 ところが、もしその公共の駐車場での車中泊がアメリカみたいに禁止(間違っていたらごめんなさい)されれば、車中泊を無許可でただで出来る場所は大幅に狭められてしまう。それが一車中泊愛好家にとっては一番危惧される。実際そのような例もあるようだ。

「Pキャンプ」 という、車中泊に似た言葉がある。「車中泊」とは駐車した車の中で、夜間睡眠をとる事であるが、これを私も「Pキャンプ」 と呼んでいた事がある。だが良く考えると、「Pキャンプ」という言葉は 「駐車場でのキャンプ」 という意味になり、駐車場で、車を駐車する為の場所にテントやテーブルを広げて、文字通りキャンプを行う行為を連想する。
 色々の駐車場で、駐車している車を良く見てみると、車内で静かに仮眠や車中泊を行っている人が大変多いのに驚く。駐車場の駐車場所でのキャンプは、たとえ静かに行っていても、他の車の迷惑になるわ、話し声は聞こえるわで、駐車場の役割を害する行為と言って良いだろう。

 だが最近、私は今まで思い違いをしていたと思う事がある。実際、駐車場の駐車場所でキャンプをして問題になった事はあったとは思うが、殆どの善良な人達は、駐車場の横や傍らの芝生の上などの、他人に迷惑のかからない場所にテントを広げて静かにキャンプをしていたのであり、何も問題はなかったのであると。
 大体、硬くて、真夏は暑く、真冬は寒く、快適に寝るにはそれなりの装備がいるアスファルトやセメントの上で寝るより、芝生の上で寝た方が何倍も寝心地がいいと思う。
「Pキャンプ」という言葉が、このような駐車場近辺での良識的なキャンプをさすのなら、特に問題はないのではないかと思う今日この頃である。




 駐車場での車中泊では、実際車を泊めるべき駐車スペースに、許可なくテントやテーブルなどを出す行為は慎みたい。他に、ドアや、ワゴン車の後部ドアの開けっぱなしなども迷惑な行為である。他に誰もいないなら迷惑は掛からないかも知れない、だが実際は、誰にも迷惑が掛からなければ何をやってもいい、という考えは詭弁である事が多い。
 又、エンジンのかけ放しも控えたい。騒音もさる事ながら、周囲が囲まれている場合など、近くで休んでいる物にとっては、車の排気ガスたるや殺人ガス以外の何物でもない息苦しさだ。勿論地球環境を守る為でもある。アイドリング時の有害物質排出量の割合は、通常走行時の割合より高いと聞く。アイドリングをしたままの睡眠は地球を汚すばかりか、排気ガスが車内に入って来た場合は命の危険もある。また、発電機の使用も控えたい。

 また、どこで行う場合でも車中泊は静かに行いたい。たとえそこが山中で人は住んでいないと思えるような場所でも、人は思いがけない所にまで住んでおり、そして、音は思いがけず遠くまで届くものである。騒ぐ、ロケット花火などで遊ぶ、などは論外であるが、音楽なども周囲に聞こえないように小さな音量で楽しみたい。どんな小さな音でも人は気になるものだ。
 私も若い時、車中泊ではなかったが、夜、見知らぬ人々に迷惑を掛けた事があった。それは歳をとるほどに自責の念にかられいつまでも苦しい。謝ろうと思っても、もう当時の人々に会うすべもなく謝る事も出来ない。



■私の車中泊ポリシー

・道具にはあまり凝らず少なく。(金がない)
・出来るだけ車の中でひっそりと過ごす。
・駐車中はエンジンは切る。暑くても寒くても。
・駐車場のトイレや水道を、我が物顔で使用しない。
・ガソリンを使用する調理器具は使わない。何度か恐い目に合った。
・食事にもあまり凝らず麺類中心、一鍋で。だが栄養のバランスはしっかり摂る。
・汗を掻いたまま寝ない(寝れない)。温泉、なければ銭湯に入って、さっぱりしてから休む。
・テレビなどもあまり見ず、ビールでも飲んでさっさと寝て早く起きる。
・ゴミは持ち帰る。
・なるだけ元の状態を変えずに去る。


■その他注意している事

・車中泊場所は、出来れば明るい内に探す。
・飲み屋街のそばは、酔っ払いに車を悪戯されるのを覚悟する。
・夏の公園は元気な若者達が、改造車で何度も騒々しくパトロールに来るのを覚悟する。
・アベックで毛布など被っていると(今はそんな事はしない)、警察官が必要以上に職務質問してくるのを覚悟する。
・必ず窓を開けて換気をする。特に車内で火を使う時は必ず換気をする。
・盗難防止装置を取り付ける。
・車内の見える所に、財布やバッグなどを置かない。
・なんとなく嫌な予感がしたら、さっさと立ち去る。
・飲酒運転はしない。


■車中泊に使用する車を考える



 世の中に絶対はないと言うが、車中泊に車は絶対必要である。
 一般的な家に普通にある車の中で、車中泊に適した車は何であろうか。

 リヤカーで旅をする人がいた。エコ的に偉い。しかしこれは車とは呼ばないし、普通の家にはない。

 台数が多いのは軽乗用車だ。エコでもある。だが実際は、軽は走行能力が低いためにエンジン回転を上げて運転する事が多く、それ程エコではないという指摘もある。
 軽の利点はその小ささだ。狭い所でも駐車できる。軽の弱点は勿論、反対にその小ささによる室内空間の狭さだ。物を置くスペースが足りない。でも就床スペースは、全席からトランク部分までフルに使えば、長さは十分確保できる。それが平坦になるよう何らかの工夫が出来れば、ミニバンとは違う車中泊の楽しさを発見出来ると思う。

 同僚に、軽トラックの荷台で寝るというツワモノがいる。ホロなどもない。暑さ、寒さ、蚊、雨、夜露は凌がないらしい。我慢できなくなったら運転席に行くのだそうだ。軽トラック好きの人はいつも軽トラックと一緒だ。でも並外れた体力と精神の持ち主や酔っ払い時でないと出来ないだろう。
 軽ワゴン。これは結構、車中泊には使い良いと聞いたが試した事がないので分からない。

 1000cc〜2000ccのセダンやクーペが、軽の次によく見かける車種である。
 私は以前は大衆車の1600ccのセダンで車中泊を行っていた。前席で寝てみたり、後席で寝てみたりと色々して見たが快適ではなかった。前席で寝ると足が痛かった。これは今で言うエコノミー症候群であったと思う。死なないで良かった。寝る所さえ平坦になるよう何らかの工夫をすれば、その広さゆえ、軽よりははるかに車中泊に向いていると思う。
 セダンでもトランクスルーになっているタイプの中に、快適に眠れる車があるとか。

 1500cc位のやや小さいワゴンが、燃費も良く室内空間も広く、車中泊にはかなり適しているような気がするがどうだろうか。前席を前にやればミニバン程ではないが、普通の体格であれば就床スペースも結構確保出来るのではないかと思う。これも乗って試した事がないから分からないが。

 快適なのは、やはり2000cc以上のミニバンであろう。現在車中泊には一番使われていると思われる。私も現在はミニバンを使用する事が多い。他人数でなければ、就床スペースも収納スペースも十分過ぎる程ある。だが燃費が悪いのが玉に傷だ。
 近い将来はミニバンのハイブリッドカーがもっと増えて、それが車中泊の定番になるのではないだろうか。

■私の車中泊の道具

封筒型寝袋寝袋…私はキャンプ用の安物(2〜3千円位)の封筒型を愛用。真冬はこれを4つ使う。一つはシートの上に敷き、3つを被る。でも明け方、その寒さで目覚める事が多い。寝袋は少々高くても、いいのを少し持つ方がいいと思う。かさばるのだ。

 1万5千円位だっただろうか、私には贅沢な登山用の羽毛入りマミー型寝袋も持っているが、長年使用しない。マミー型は縛られているようで嫌だ。縫い目から羽毛が出てくるのも気分の良い物ではない。
 布団や毛布でもいいとは思うがかさばる。



着替え…車中泊中でもとにかく毎日、温泉があれば温泉に、なければ銭湯を探して入りたいのである。そして着替えたいのである。靴下や下着は毎日着替えるので日数分必ず持って行く。
 車中泊ではシャツやズボンは着替えない事も多く、また、かさばるので本当は持って行きたくはない。だが雨で濡れたり泥で汚れた時の為に、シャツやズボンの着替えも持って行く。
 温泉も銭湯もない所では、下着と靴下だけ替えて、さっさとビールでも飲んで寝てしまう。それか、近くに綺麗な川があれば、飛び込み汗を流すのもいい。


大バッグバッグ…これら寝袋や着替えを入れる為に、大きなキャンプ用のバッグを使用している。










クーラーボックス
…食材や飲み物。他、釣った魚の保冷の為に。私は小物釣り用の7リットルと、磯釣り用の28リットルしか持っていない。1泊程度なら7リットル、それ以上は28リットルを持っていく事が多い。7リットルは小さ過ぎ、28リットルはやや大き過ぎるから中間のサイズが欲しい。でも、家がクーラーボックスだらけになってしまうので我慢している。


保冷剤保冷材…キャンプ用の普通のを使用。
 代わりに、ペットボトルに水を入れて凍らせたのを入れたりもする。非常用の飲み水にもなるのでグーだ。クーラーボックス内で転がってうるさいのが難点だが。
 保冷材も氷も、量が少ないと夏場は1日しか持たない。解けてしまったら、スーパーで氷を手に入れる。海の近くは氷の自動販売機があるので探して利用する事にしている。




ヘッドランプとハンディーライトと予備電池ヘッドランプとハンディーライト。その予備電池…これらは、夜はどうしても必要な大事な道具である。現在はどちらも単4アルカリ電池3本使用のものを使用している。二つ持って行くのは一つが故障した時の為でもある。
 夜の用足し時はヘッドライト。シートの下に落ちた物を探すときはハンディーライトと、用途によりヘッドランプとハンディーライトを使い分けている。

 超高級品は持っていないが、百円で買えるような廉価品は使わない。100円でも良い品があるかも知れないが、私はそうゆう物に当たった例がない。


蚊取り器…取り器は春から12月まで持って行く必需品だ。運悪く車内に蚊が1匹でも入ると安眠は妨がれ始末におえない。捕まえる事は至難の業だ。
 写真の電池式を使っているがどうやら効果はあるようである。
 ところがこれらは、交換用マットが高価で、2個入り500円位もする。アメリカなどに比べるとそれでも安いとは言う。250円で1ヶ月程持つのでそれほど高価ではないとも言えるのだが、どうしても、安価な蚊取り線香と比べてしまうのだ。
 それとマットの効果がなくなったのが、見た目で分からないなど不満が多い、が、他に適当な物が見つからないのでこれらを使っている。
 最近使うのが手前の腕時計型。本体が小さいので気に入っている。マットは小さいのだがやはり高価で泣かされる。


水筒…2リットルの水筒と900ミリリットルのペットボトル2本を使用している。一人で一泊の車中泊では水はこれで足りる。なくなったら現地調達する。


小型ガスストーブと小型カセットガスコンロと以前使っていたキャンプ用鍋セットガスコンロ…車中泊の食事は凝らないので、ミニカセットガスコンロ一つを使う。車中で使うので風防も持って行かない事が多い。
 山でコンロの火が点かなくなったら、かなり絶望する。だから山に行く時には予備のキャンプ用小型ガスストーブも持って行く事が多い。
 ガスボンベの予備もどちらか1本は持って行く。





…最近は18センチの家庭用片手鍋を一つだけ持って行く事が多い。柄はかさばるが、ガラスのフタがついているので便利だ。
 かなり昔購入したキャンプ用の鍋セットを持って行く事もある。大中小の鍋にそれぞれ取っ手のついたフタがついている。そのフタはフライパンにも皿にもコップにもなる。これらが一まとめになるので結構コンパクトだ。キャンプ用小型ガスストーブは、この一番小さい鍋にガスボンベと一緒に入れて持って行く。

 使用した鍋は洗わないで、お湯を少量沸かして鍋にかけティッシュで拭く事が多い。もし洗う時は石けんで洗う。念良くスポンジを持って行く事もあるが、大体は忘れて手で洗う。


…これはいつもは有難味は感じないが、忘れるとかなり不自由する。だから忘れた時の為に、コンビニなどで貰った割り箸を車内にストックしている。それも見つからなかったらナイフで竹を切って箸を作る。それもなかったらいよいよ木の枝を切って作る。さらにそれも面倒だったらナイフで食事をする。でもこれは危ない。


まな板…25センチ位のプラスチック製を持って行く。持って行かない事もある。蕎麦やうどんを煮るだけならまな板はいらないが、野菜を切る時、あるいは釣った魚を捌いたりする時などは、あったほうが断然良い。忘れたらクーラーボックスをまな板代わりに使う。道路や駐車場をじかにまな板代わりにする事もある。これはかなり怪しく見えると思う。


ナイフ…車中泊ではたいした料理は作らないので、刃渡り6センチ以下のナイフで十分である。これがないと釣った魚を捌く事もできず、野菜も切れずと大変不自由する。だがたとえ刃渡り1センチの刃物であっても、時と場合によっては軽犯罪法が適用されるらしいので注意が必要である。


魚干し器魚干し器…釣った魚をクーラーボックスに入れて持ち帰る時、中の氷が解けてなくなっていないか心配である。そこで、私はこれで魚を干物にする事がある。
 車内にロープを張り、吊るして使う。当然だが車内が魚臭くなる。だが魚の干物は決して不快な匂いではない。塩も忘れずに持って行く。






食料…旅先で食堂に入り店の人と話をしたり、土地の魚料理を食べるのは楽しいのだが、外食は高くつくので毎度そういうわけにはいかない。食堂もない所に行く事も多い。そこで私の車中泊の旅は自炊が多い。
 自炊でも炭水化物、たんぱく質、ビタミン、乳製品のバランスをしっかり摂る。と言っても専門知識がないので適当だ。
 食料の調達は現地調達も多い。知らない土地の店に入るのが楽しいのだ。


麺類とだし @麺類とだし(炭水化物)…おにぎりなども買って食べたりはするが、そばやうどんの麺類好きなので殆どそれだけで済ます事が多い。
 良く持って行くのが、保存性の良いうどんやそばの乾燥麺だ。こんなに簡単に作れて、しかも旨い物があるだろうか。だしも忘れず持って行く。塩も色々と便利なので持って行く。
 インスタントラーメンも時々持って行く。しみじみ旨い。

 スパゲティーも食べたいのだが、スパゲティーは作るのが面倒な気がして、今だ車中泊で作った事はない。その内、ナポリタンでも作ろうかと思ってはいる。

 一度試しに、ソース付き生麺タイプのスパゲティーを車内で作った事があった。本当のスパゲティーとはかなり違うが、すぐに煮えるので簡単。だが、強烈なソースの匂いが車内に染み付き、後々まで悩まされた。それ以来、ソース付き生麺タイプのスパゲティーを車中泊で食べようとは思わない。




野菜ジュース A野菜、果物(ビタミン)…麺類に合い、安くて旨い、しかも調理も楽な、もやしや小ねぎ、玉ねぎなどを持って行く事が多い。

 野菜、果物不足になるので車中泊では、野菜も果物も入った、一日コップ1杯で野菜350ミリグラム分とか書いてあるジュースを飲む事にしている。しかしこれらは破壊された栄養分もあるらしく、額面上だけを信じたらいけないらしい。




納豆 B肉類(たんぱく質)…魚食いではあるが、車中泊の旅では魚料理は殆ど行わない。
 昼、釣った魚を海や山で焼いて食べるのは楽しいが、料理の時間が勿体ないのだ。昼は少しでも釣りや観光をしたり、のんびりとしたりしたいのである。
 夜は時間はたっぷりあるが、料理はさっさと済ましてゆっくりと食事をし、後は温泉にでも入ってのんびりしたいと思う。だから、釣った魚は内臓を取って持って帰る事にしている。
 車中泊の旅では、たんぱく質は面倒のない魚肉ハムやソーセージを食べる事がある。運転しながら食べれるのが良い。
 良く食べるのは豆腐である。これは上質なたんぱく質にも係わらず、生でも食べられ、旨く、安価で、小さな集落の小売店などでも売っている事が多い、という優れた食品だ。
 それと納豆。これは車中泊でも毎日1パックは食べるのである。欠点は、車内では大変臭う点だ。

 卵も一日1個食べないといけないらしい。うどんやそばに乗っけるとめちゃ旨い。だが卵は持ち運びに気を使うので殆ど持っては行かない。現地で調達しても大体6〜10個パックで、余ってしょうがないので買わない。

ヨーグルト C乳製品
 牛乳も飲んだ方がいいらしいが、私はこれの代わりにヨーグルト飲料を、毎日飲む事にしている。






ポケットウイスキーDポケットウイスキー
アルコールはビールもいいが、ビールは1缶の量が多く、トイレが近くなるので面倒だ。

 実際は缶ビール1本位では酔わないと思うが、缶ビール1本でも飲んだらもう運転はしてはいけない。事故を起こしてからでは遅いのである。飲む時には、もう車の運転は絶対しないと覚悟を決めて飲む事にしている。

 一番好きなのはこれである。ポケットウイスキー。これは見るからに旅行用である。若い時に列車を利用して旅する頃から、これと文庫本にはずいぶん世話になった。
 これを、キャップ1杯か2杯飲む。飲むと言っても少量なので胃までは届かない。そのフレーバーが口内や喉の入口に広がるのを楽しむのだ。
 それ位ではとても酔うとは思えないが、やはりそれでも飲んだら運転は控えている。




バッカンバッカン・・・上記の道具や食料を詰め込む為に、長さ40センチの釣り用バッカン使用。バッカンは水が漏らないので良い。良く洗ってないとコマセ臭いが。
 以前はキャンプ用の手提げ等を使ったりしたが、それらは水が漏るので今はあまり使わない。








石けん、タオル、洗面道具…これらは常時、車内に置いている。温泉や銭湯、食器洗いにも石けんだけ使う。


その他、カメラと予備電池、お金、免許証、地図 など。



■持ってないけど、ほしいと思ったりする物

予備バッテリー電気毛布
冬は暖かそうだ。

マット
 キャンピングカーでもなければ、車はたとえどのようなタイプであれ、突起がなくて限りなく平面で、かつ適度な柔らかさのある就床スペースが確保出来るものはそうそうない。それはミニバンとて例外ではない。
 車のシート自体はその適度な硬さが就床には適していると思う。床に下手なマットを敷くよりはこのシートを利用した方がいいと思う。だが車により色々だろうが、車のシートは普通、フラットにしても凹凸はある。シートと同じ素材の発砲ポリウレタン? を凹んだ部分に置けば、凹凸のない良いベッドが出来上がると思うのだが、思うだけでまだ試してない。

 それはせず、寝心地の良いマットをシートの上に敷くだけで良いのではと思い、某有名メーカーのエアーマットを使った事がある。だが、私にはフワフワし過ぎで合わなかった。フワフワしたマットが好きな人には向いているだろう。
 凹凸の修正の代わりに、シートの上に板を敷いてその上にマットを敷けばどうか、などと考えたりもする。板は分解式にしたら、軽乗用車でも車中泊が快適に楽しめないだろうか、と思うのだがこれも思うだけだ。


(C)Minamino Takashi 2001 / Fishing Journey