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・09年1月21日 今年の初釣り 初クロ さいさき良くて後恐し (南さつま市 地磯)

初釣りは4匹で止めた。なんて、偉そうに言ってみたかった。 
0.7K〜0.9Kg


 色々忙しくて、釣りは昨年の秋にアラカブ釣りに行ったきりであった。
 仲間内の忘年釣り大会や、新年釣り大会は楽しみにしていたのだがどちらも舟は出ず。その後、師匠が釣りの予定を本日に組んでいたが、またもや今日も舟は出ず。天気には逆らえない。こんなものなのだろう。だがなあ。そんなこんなで、

 釣りをしたい、クロを釣りたい! あ〜っ" 何でもいいから! と、心はちじに乱れ、午後からは雨という天気予報を無視。雨が降ったら帰ればいいし。そして何と言っても波の予想が1メートル! という嬉しい予報。むせび泣いて一人で地磯へ。久しぶりのクロ釣り。

 地磯は久しぶり。予想通り、体力的にきつかった。荷物は極力減らしているのだが。どうやら、少し風邪気味かも。
 天気は曇り。それも気分がさえない一原因。昼からは雨も降るはず。だが、こんな天気の日は良く釣れるだろうと思い、8時半にスプリングと自作浮きを遠投開始。すると自分の予想以上に釣れた。

初クロ。900g 
 

 8時48分。自作浮きがスッポンと海に消えた。う〜ん。忘れかけてた快感。これを見たくてここに来ているようなものだ。
 泣く泣く穂先を新品に換えた処分品〇島3号をあおり、ド中古初代ス〇ラ4000をウリウリと巻く。
 だが引きが弱い。バレたのか? それとも雑魚か? すんなりと足元に寄せる。白い。なんじゃこりゃ?(古い!) と思ったらひとのし。だが、ハリスは朝一の大物に備え3号。強引にリールを巻いてなんなくご対面。
 それは、嬉しくも今年の初クロであった。1キロはなさそうだ(900gであった) やはり、クロ釣りは楽しいなあとしみじむ。

 だが、その後しばらく当たりなし。いつまでもハリス3号じゃ駄目だんべ、と思い、2.5号に変更。グレ針も5号から4号に変えた。すると浮きがスッポンと沈んだ。だが針掛かりせず。
 それが2〜3回ほど続いた。そこで、付け餌をめんどくさい糸巻きに変える。そして浮きが沈む事3回。でもやはり掛からない。なぜに? こんなに針掛かりしない事は珍しい。
 万年素人五目釣り師は思った。そういえば、糸巻きは針掛かりが悪い、と大師匠が言っていたかも。4号針は小さすぎるのでは? 針をグレ4号から5号に戻す。付け餌も糸巻きから刺し餌に戻したり、刺し餌に糸を巻いてみたり、棚を変えたり、と色々試す。

ババタレ(イスズミ) 
 

 すると、10時25分。やっと掛かった。おお! 良い引きではないか! これはひょっとしてキロオーバーか? と喜び勇んで寄せた魚は妙に白い。それは、35センチ程の小さなババタレ(イスズミ)であった。元気な魚だ。放流。

 その後も浮きだけスッポン状態が何度も続くので、針を更に大きな6号に変更。これが良かった。浮きスッポンは楽しいのだが、やっぱり空振りはいただけない。浮きスッポンの後、魚が針掛かりしてやり取りを楽しみ、そして釣り上げて食べる。やっぱりこうあってほしい。これがセットで浮きスッポンは楽しいのだ、きっと。






これは2匹目。700g 
 

 11時10分。やっとこさクロ2匹目。でも小さめ(700g)
 次は、ウオ! 大物か? 引きが強い。だが、バレた。針だけ取れている。歯で切れたのか、ほどけたのか?

 そして、11時38分。800g。3匹目。
 疲れも出たせいでタモ入れもヨタヨタ。せっかくすくった魚がタモから逃亡する始末。またすくえたから良かったけど。
 もうこれで十分だ。時折り小雨も降り出したし、もう帰ろうと思ったが、エサがもう少しあるので、あとちょっと思い釣りを楽しむ。今度釣れたら放流しようと思って。
 万年素人五目釣り師のくせに、生意気にも、もう釣れない気がしなかった。

 12時23分、4匹目。(900g) 次は放流しようと思っていたが、貧乏人のサガで持ち帰る。
 いつもは、夕方まで頑張って2〜4匹であろうか。それからみると、昼までに4匹は上出来である。体調が悪い。ほんとにもう十分である。

曇りで昼前からは小雨。昨日は大寒。春よ早くこい。
 

 1時に磯を後にする。休み休み超ド急な崖山を登る。しんから疲れた。下り15分、登り30分もかかる。これがなけりゃなあ。大師匠は 「下り1000円、登り3000円」 と言う。さすが大師匠は言う事が違う!と思う。
 とにかく、4000円の渡船代を払わなくていい代わりに多大な代償が必要だ。
 そういえば本日就任したアメリカのオバマ大統領も、ペイがどうとかこうとか言っていたなあ。

 持ち帰ったもののクロ4匹を捌く元気が残っていない。
 そこで、今日渡船で瀬に乗り、一緒にクロ釣りをする予定だった 「言う事を聞かん弟子じゃ」と言って私を怒る師匠に2匹貰ってもらった。あ〜良かった。

 師匠の飼っている異様に大きな猫が伸びをしてから寄ってきた。犬かと思った。そして異様に大きな顔をクロに近づけた。
 あっ、やばい! 猫はたとえ飼い猫でも、魚をみれば有無を言わずにくわえて走って逃げるものだ、と私は思っていた。だが、師匠のデカ猫はそんなハシタナイ事はしなかった。私はそれに驚いた。くんくんと匂いを嗅いでいただけだ。
 どれだけ沢山エサを食べればこんなに大きくなって、どんな飼い方をすれば、こんなおっとりとした猫になるのだろう。師匠はサワーポメロというデカイみかんを沢山くれた。

 久々でクロを食べる。今日は皮に熱湯をかけ(湯引きというのか?)刺身で食べた。皮の裏も旨いんですよね。
 いや〜、こんなに旨いものだったかな。クロって。残りは切り身にして冷凍庫に入れた。塩焼きにすると旨いんだな、これが。
 食べた後、疲れて炬燵で座ったままウトウトしてたら、浮きがスッポンと海に引き込まれる夢をみた。思わず体が勝手に動いて、左手をクルクル回していた。

 上々の滑り出し。こんなのってゴルフと同じで後が恐い。


(C)Minamino Takashi 2001 / Fishing Journey