「天空回廊」管理人の登山日記:鹿児島県とその周辺の山々

大箆柄岳(おおのがらだけ) 1999年5月22日(土)登山

大箆柄岳頂上

大箆柄岳頂上からの展望

またまたアスカ氏登場です。

管理人の感想等
所在地 鹿屋市?
標高 1237メートル
頂上までの時間 約150分
頂上からの眺め 感動モノ
登山の難易度 ハード
必要な装備 登山用の軽装

 鹿児島県大隈半島のほぼ中央部に位置する高隈山系の最高峰。県内では屋久島・霧島についで3番目の高さで、「森林生物遺伝資源保存林」というものに指定されています。

■保存林の指定理由について■
1.高隈山は1万年前のヴュルム氷期の温帯植物が、アカガシ等の暖温帯植生の中に隔離・遺存されていて、ブナ、ミズナラ等の冷温帯落葉広葉樹やゴヨウマツ、イチイ等、冷温帯植物の南限の生息地になっています。
2.標高700メートル以上は雲帯とよばれ、気温が低く日射量も少ないため冷温帯のシベリア型昆虫が、山麓部には南方系の昆虫が豊富に生息しています。
3.1万年も他の地域と隔離された状態で生息する動植物は、遺伝的な性質が異なっている可能性があり、遺伝的な多様性を保存する上では貴重な地域です。
 保存林は、原則として人手を加えずに自然の推移に委ねることとしますので、登山者は遊歩道以外への立ち入りはしないようにして下さい。また、貴重な動植物の保護にご協力下さい。(案内板より)

 登山は軽装でOKでしょう。このテの場合大抵そうでしょうが、頂上で食べる弁当と飲料水を携行し、昼ぐらいに着くように登りましょう。アップダウンが激しくかなりハードかもしれません。一部に急傾斜地があるものの、全体としては歩きやすいです。縦走登山という感じでした。

 頂上に着くと、鹿児島県全体が見渡せるのではないかと思えるぐらいの大パノラマを展望できます。

 我々は、下調べを十分にしなかったがために登山道の入り口を間違えてしまいました。鹿児島市から車で向かう場合、フェリーで垂水港に渡り、鹿屋市へ向け国道220号線を走ります。新城麓バス停を左折。1.3キロ先に白山神社入り口という道標があり、さらに18キロ林道を走るとスマン峠登山口に着くとのこと。我々は垂桜という大分手前の地点から入ってしまい、かなり無駄に歩いてしまいました。

頂上付近の様子 周辺地図

頂上近くまで来るとかなり視界が開けてきて、心にもゆとりが出てきます。

高隅山はいくつもの頂から成り立っています。言うまでもありませんが、大箆柄岳はその最高峰です。

頂上からの眺望

 この当時にはまだデジカメという便利な物も所持しておらず、曇りの日に使い捨てカメラで撮影しているので画面が非常に暗くなってしまいました。また登山する機会があったら是非とも撮り直したいと思っています。中央から右寄りにうっすらと写っているのは噴煙を上げる桜島です。


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