冠 岳 (かんむりだけ) 2000年8月6日(日)登山
登山道中腹より。左側が冠岳、右が経塚です。
所在地 | 串木野 |
---|---|
標高 | 516メートル | 頂上までの時間 | 西岳頂上まで約20分 | 頂上からの眺め | まあまあ |
登山の難易度 | 適度 |
必要な装備 | 運動着程度 |
西岳の頂上までは約20分で登頂できます。それから縦走コースを歩くと、さらにゆっくりと散策を楽しめます。西岳は冠岳連山の最高峰です。
冠岳の名前の由来は、かの歴史に名高い秦の始皇帝が、不老不死の薬を捜させるために遣わしたといわれる徐福が、この山に来て王冠を置いたことによるものだとのことです。その他にも冠岳にはおもしろい伝説があります。
■天狗岩■ 西岳から材木岳に向かう途中にあります。自然の岩が5段に積み重なっています。その高さは4メートル、最も上の岩の広さは3平方メートル、全体の重量は推定60トンぐらいといわれています。自然の巨石が足場の悪い所に人力で積み重ねられるはずがないというところから天狗の仕業と考えられ、天狗岩と名付けられたのでしょう。
■材木岳■ 山頂は四角柱や五角柱になった自然の岩が積み重なり、丁度材木を積んだ様子に似ているので材木岳の名が付いたのです。「三国名勝図絵(さんごくめいしょうずえ)」には「夜叉の材木」とも呼ぶとか、伝説に昔、材木を積んでいたら一晩のうちに石に変わったと書かれています。ここは「行者堂」ともいわれ、修験僧(山伏)の修行の場であったことがしのばれます。また、不思議なことが多く、昔から太鼓の音が響いたり歌ばやしが聞こえたりすることから、天狗の家であるともいわれています。 ≪案内板より≫
その他にもいろんな案内板がありますので時間があったら読んでみてはいかがでしょう。
登るには普段着でも大丈夫ですが、縦走コースがあるので動きやすい服装にこしたことはないです。道路が整備されており頂上付近まで車で上がれます。登山道そのものはハイキングコースといった趣です。
東は桜島や錦江湾、西は串木野市街や野間岳などを含む薩摩半島南端まで見渡すことができます。
JR木場茶屋(こばんちゃや)駅方面からのルートもありますが、ここでは串木野市街からのルートを紹介します。国道3号線、串木野郵便局近くの交差点を市比野方面へ、冠岳神社(あるいは冠嶽園)を目指し入ります。一本道を約7〜8キロ走ると冠岳神社に到着。神社からの入り口は狭くてちょっとわかりづらいですが、登山道に入ると標識等が整備されています。
頂上に着くと鳥居が出迎えてくれました。 |
登山のお楽しみの一つ。頂上で食べる弁当はうまい! |
国道3号線沿いの串木野市街より、標識に従って地図の左下側の道より登山口に至るルートがわかりやすいです。 |
入口ではわかりませんが、登山道に入ると案内の標識が細かくたてられています。 |