SKAVENvsDOGSofWAR2002/1 戻る

1stTurn

DOGSofWAR 
やれやれ、金の為とは言えこんな寄せ集めでねぇ。
しかも相手は無慈悲なネズミどもと来たもんだ。
まぁせいぜい気張るとしますかね。
−評議会派遣軍司令官、べネデット=ザッカ−リア

クロスボウの射撃が炸裂し、ジェザイルチームに三体の損害。
他の射撃は振るわず。
デュエリスト、マロウダーハーフリング、ジェネラルが僅かに前進。
慌てて戦力を分散するより、相手の出方にあわせて戦力を分配する作戦だ。


↑大損害のジェザイルチーム。
スケイブンは貴重な支援火力を失った。

SKAVEN 
ジェザイルチームが打倒される様を見て、
彼−プレーグプリースト−の戦意は益々高まった。
もとより彼は、兵器に頼るスクリール氏族に対し、
侮蔑の感情を抱いていたからだ。
”清めの香を焚け!
彼奴らの破滅を角の有るお方に捧げるのだ!”

作戦計画に沿って前進するスケイブン。
センサーベアラー1体が香の嗅ぎ過ぎでお方のもとへ旅立つ。
半壊しながらも潰走だけは免れたジェザイルが、クロスボウに対し報復するが、戦果1体と振るわず。


↑恐るべき疫病教団の行進。
何がコワイって、死んでも死んでも進んでくるんだから。

2ndTurn

DOGSofWAR

”やあ、おっきい人たちがんばってるね?”
”そうだね”
”僕らもしっかりやらなきゃ。殿様に顔向けできないよ”
”うーん、でもネズミは食べられないよ?
僕は野ウサギの方が良いんだけどね”
−ハーフリングボウマンの会話

ハーフリングによりジェザイルチームが壊滅。
茂みに足を取られたところを強襲できるようデュエリスト前進。
右翼(スケイブンの左翼)を牽制すべくLキャバルリを展開。
ボディーガードも前進し、家屋の手前に布陣、デュエリストの後方で決戦に備える。
ジェネラルは家屋を飛び越しクランラットを銃撃するもSAV。
プレーグモンクの近くにはセンサーベアラーが居る為接近できません
ホットポットが不振。


↑2ターン目終了時。スケイブンがカナリ素早く展開中。
ハーフリングが積極的に前進しているが、これが後々悲劇を招く

SKAVEN

”急げ急げ!”
スレイブの指揮を任されたスケイブンは、
声を嗄らして叱咤した。
彼が与えられた部隊はスレイブと少数のジャイアントラット。
”あの無慈悲なプレーグプりーストは、
オレを捨て駒にする気だ。”
人間の軍隊は強力で、この程度の戦力では
あっという間に蹴散らされるだろう。
死にたくなかったら、本気で奇襲を成功させるしかないのだ。
”死んでタマルカ!
手柄を立てて、オレは成りあがってやるんだ!”

このターンセンサーベアラーの毒テストで6を3つ振る。
残るベアラーは2体。
もはやこれまでと、デュエリストへ向かって撃たれるのもかまわず前進。
(注:この機動はルール的に誤りです。プレーグモンクから3”以上はなれられません)
側面支援のパックマスター2、スレイブも右端の茂みを迂回し、半包囲の態勢に入る。
プレーグモンクは茂みに足を取られる事を嫌いやや進行方向右へ斜行し、家屋のを遮蔽物に前進していたクランラットが前進、穴を埋める。
パックマスター1も石垣を越え、Dogs左翼に圧力をかける。
主要な歩兵部隊は健在で、作戦は順調に進展しているかに見えた。

3rdTurn

DOGSofWAR

"プレーグセンサーだ!
最前列のデュエリスト達に緊張が走った。
不気味なもやに包まれた2つの人影が接近してくる。

”銃列を敷け!毒にまかれるぞ!!”
戦場に銃声が響いた。

正面から接近するプレーグセンサー。
渡り合って損害を出してもつまらぬと、10人のデュエリストが集中砲火!8発命中し仕留めたと思ったらウーンドロールで全てハズレ。
他の火力は全てプレーグモンクに集中。
クロスボウが3体、ハーフリングが1体、ホットポットが1体をそれぞれ仕留める。
接近戦間近、しかもスケイブンの主力はいまだ有力と見て、ペイマスターはボディーガードと合流。
このターンウィザードをクロスボウから分離して前進すれば、魔法(StormofCronos)が使えると気づき、前進してキャストするが、すかさずディスペルスクロール。
右翼はこのまま放置すると挟撃される恐れがあるため、ジェネラルと軽騎兵で対応。
高い機動力で側面を脅かし、進撃を阻害する。

3ターン目終了時の状況。
ついにスケイブン側が接近戦レンジに侵入。
戦力的には十分だが、クランラットの侵攻の遅れが目立つ。

SKAVEN

突如飛来したペガサス。
人間の軽騎兵も進出してきた。
”オレはツイているのかもしれん”
彼、スケイブン左翼の指揮官は思った。
敵の貴重な予備を引きずり出したのだ、十分な成果と言える。
後は主戦線の戦果次第。
”パックマスター前進!俺達はここで睨み合っていればいい”
どの道側面をさらしての進撃は不可能だ。
”さて、プレーグプリーストどの。戦果をを期待しておりますぞ!”
ここでヤツが討ち死にしてくれれば、それはそれ。

今回はプレーグセンサーがデュエリストに突撃!
毒の霧で3体、接近戦で1体を屠る。反撃も振るわず膠着。
パックマスター1は、マロウダーをつり出す為あえてチャージレンジに踏み込む。
プレーグモンクは前進。未だフルランクを維持し戦意は高い。
クランラットは茂みに悪戦苦闘。しかし、プレーグモンクに火力が集中している為当面の危機は無さそう。
左翼の迂回部隊はマーチを封じられ、侵攻が滞る。
とは言ってもDogs側にも正面から攻勢に出るほどの戦力は無く、双方とも互いを牽制しつつ戦線は膠着。


3ターン目終了時のスケイブン側左翼の状況。
ペガサスが側面を脅かすが、軽騎兵は正面となるため、接近戦は分があると判断。
パックマスターは前進するがマーチできず。
左下にボディーガードが見える。
マーチできれば間に合ったのだが・・・。

4thTurn

DOGSofWAR 

まことに、
血をもって購いうるものを、
あえて額に汗して獲得するのは懶惰であり、
無能であるとさえ、
彼らは考えているのである。
−タキトゥス「ゲルマーニア」泉井久之助訳より

狂乱したノースマロウダーが、パックマスターに強制チャージ!
圧倒的破壊力でこれを蹂躙するが、追撃し盤外へ。
デュエリストは大損害(実に8人!)を出しながらもプレーグセンサーを殲滅。
ホットポットが外れて味方のハーフリングに当たるが損害無し。
(うーむ喜ぶべきか?悲しむべきか?)
射撃部隊は合計3体のプレーグモンクを射殺。
ジェネラルはパックマスターを背後から銃撃しランクを削る。
ウィザードはキャストできず。

SKAVEN

”なんだよう、何であいつら平気なんだよぉ”
ハーフリングボウマンはプレーグモンクの突撃を受けた。
それは恐怖の瞬間。
自慢の弓も何もかもが役に立たない。
恐ろしく大きなプレーグモンクが、
おぞましい武器を振り上げた。
”こんな、こんなのって無いよ!”
足がすくむ、体が動かない。
彼の口から、自分でも信じられないほどしゃがれた、
か弱い声が漏れた。
”たすけて”
プレーグプリーストの口元が歪んだ。

プレーグモンクの突撃!なんとハーフリングボウマンが全滅!
オーバーランは視界内に対象が無い為発生しないが、その虐殺振りを見てクロスボウマンが敗走。
クランラットは未だ進撃がとどこおっているが、フルランクを維持。
主戦線の進捗が好調なので、左翼迂回部隊はジェネラルや軽騎兵をひきつける事に専念。
不安要素は、プレーグモンクの損害が半数を超えつつあること。


壊滅する射撃部隊。ある程度の損害は覚悟していたがまさかこれほどとは。

5thTurn

DOGSofWAR 

今回の戦いにより、
家族、親類、友人を失った方々の心中を思うに、
私の心は悲しみに耐えない。
彼らが私にとっても家族同然であった事は、
皆周知の事と思う。
確かに私はあなた方に住む場を提供した。
しかし、これほどの血を持って報いるほどのものか?
もはや、私の方があなた方に対し借りを返さねばならない。
債権者から、債務者となったのだ。
私は、いやバルバリーゴ家は今後永劫、
ハーフリングの擁護者となることを誓う。
−評議会十人委員、ヴェニエル・バルバリーゴより
ハーフリングゲットーへの感状

残ったデュエリスト、ボディーガードを集結し、クランラットへの突撃を準備するペイマスター。
マロウダーは復帰のみ。
ウィザードがミスキャストするも、ミスキャストテーブルで6ゾロを振り、魔法発動(StormofCronos)。
クランラット2体、プレーグモンク3体を倒すが、魔法を全て失い唯の人に。
ジェネラル、パックマスターに突撃。コンバットリザルトでは勝ったが、パックマスターが4以下のブレイクテストに成功、踏みとどまる。

SKAVEN

”ワシは何でここに居るのだ?”
ウォーロックエンジニアは自問した。
あのプレーグプリーストに脅されて、
一族と共に参戦した。
何の益があって人間の領域に押し入ったのか?
それさえも定かでない。
彼は臆病なスケイブンだった。
スケイブンにおいて臆病は、
生き抜く為のよい性質と言われている。
髭が逆立つ、彼の臆病が警告を発していた。

位置的に宙ぶらりんとなったプレーグモンクは、ボディーガードをクランラットにまかせ、マロウダーを駆逐しようと右へ旋回する。
左翼では、パックマスターがDogsジェネラルに手傷を負わせ、ブレイクさせるが追いつかない。
スレイブは軽騎兵を牽制。

6thTurn
(最終ターン)

DOGSofWAR 

”ネズミどもが、調子に乗りおって!”
ペイマスター・ヴェニエルがはき捨てた。
ハーフリング達は彼を"殿様”と慕っていた。
交易に飛び回っていた若き日、
世話になったハーフリング一家に、
住処を提供したのが最初だった。
彼らの親戚、縁者が集まり、
ハーフリングゲットーが生まれた。
評議会十人委員の座を得るに当たって、
ハーフリングの庇護者である事が大きく作用した。
欲目があって利用したのも確かだ。
だが、それだけではない。
”突撃!ネズミどもを根絶やしにせよ!
一匹たりとて逃してはならぬ!!”

ボディーガードの突撃!
デュエリストの残余も含めた攻撃は、クランラットを完膚なきまで叩きのめした。
マロウダーは先手をを取るか、ペイマスターの来援を得る為に距離を取る。(この時点では6ターンピッチバトルの予定じゃありませんでした)
ジェネラルは立ち直り、雪辱を期して待ち構える。
軽騎兵は損害を出さぬよう、背後の森を抜け後退。
最早翼面攻撃の阻止という戦略目標は、達せられたのだから。

SKAVEN

巨大なペガサスを敗走させた事が、
彼らを興奮させた。
敵将に手傷を負わせた事が、
彼らに自身を持たせた。
”手柄だ!それもトンデモナイ!!”
パックマスター達は狂喜し、ネズミ達をけしかけた。

ネズミ達がジェネラルに突撃!
勝てると踏んだが、それは思い過ごし。
実力を発揮したジェネラルに返り討ちにされ、ブレイク、全滅。
後背をまかせたクランラットの全滅により、完全に孤立したプレーグモンク。
マローダーとゆっくり駆け引きをするわけにはいかず転進。
距離的に近くなった、ボディーガードに備える。
この時、プレーグモンクの残存兵力はランクを失うまでに損耗していた。

戦闘結果(両軍の損害)

DOGSofWAR 
11 Crossbowmen 88p
10 0-1Halflings 60p

Banner 0 0p

TOTAL 148p

    SKAVEN
    Warlock Engineer 110p
    19 Clanrats 144p
    2 Packmaster&10 Gaiantrats 46p
    5 ClanSkryreJezzailTeams 120p 
    6 Censerbearers 108p
    Banner 1 100p
    TOTAL 628p

大差でドッグスが勝利しましたが、壁と茂みをそれぞれ3つで1セットは多すぎました。
地形的にスケイブンに相当不利な地形でしたから。
また、スケイブンがスペルジェネレートで6を振ったのが痛かった。
TheLoreofFireの6はWallofFire、12+。
1lvでは6ゾロでしかキャストで来ません。(おかげでDogsのほうもディスペルスクロールが無駄になりましたが)
ペガサスと、プレーグセンサーベアラーはどの程度の物か実験的に投入したのですが、どちらも満足いく結果でした。
ペガサスは、戦闘力の強化より圧倒的機動力がメインのようで、運用次第では中々面白い効果が得られそうです。
プレーグセンサーは、5thより大分弱くなっているようですが、それでも接触されたら甚大な損害を覚悟しなければなりません。

以上、DOGSofWARvsSKAVEN2002/1バトルレポートでした。
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