ゴブリンウルフチャリオット

ウルフの速力にチャリオットの打撃力、
ゴブリンの コストパフォーマンス。
かなり使い勝手の良いバランスに仕上がった名車です。


↑突進するゴブリンのチャリオットフリート。
(実際の用法とは異なります)


↑ほぼ純正品の1号機。
ルール的に追加クルーが乗せられるようになっているので、
車台を延長し、プラットフォームを増設。
フットキャラクターのモデルを搭乗させてキャラクター合流状態にもできます。


6thのチャリオットは結構面白いユニットです。
特徴としては
インパクトヒットにより高い攻撃力を有する。
マーチできないがシングルモデルなのでホイールする必要が無い。
キャラクターが搭乗して更に攻撃力が増強できる。
S7以上の攻撃でウーンドを受けると大破する。
等があります。

インパクトヒットはチャージした時hitロール無しで、
D6回の攻撃が命中した事になります。
チャリオットの言わば轢逃げ攻撃なんですが、
破壊力は重騎兵の突進並でユニットの幅が50mm程度なのとあわせると、
場所を取らずに沢山のダメージを与えられる強力な攻撃です。

移動の特性は通常移動時は歩兵とあんまり変わらない距離移動しますが、
チャージは騎兵並、ホイールしないので小回りが効きます。
あと、ディフィカルトテレインに入りこめない。
強制移動で入りこむとダメージを受けるという移動制限があります。

キャラクター搭乗は、Tが少ないキャラクターにはある程度Tの増強になるでしょう。
SAVもチャリオットのものか、キャラクターの物+2のどちらか良い方を使えるので、
バーデッドホースとあまり変わりません。

最後の項目がチャリオットの評価を大きく分けている物で、
ウォーマシンに対して非常に脆い面があります。
とはいっても、キャラクターはチャリオットが壊れても徒歩で戦えますし、
キャノンを除けばS7を超える攻撃がそうそう沢山あるわけではないので、
気にしないむきもあります。

チャリオットはキャラクターが乗るか乗らないか以外では、
ユニットとしての攻撃力が大きく変動しません。
で、平均的なチャリオット単独での戦闘力は、
ちゃんとした歩兵よりやや劣ります。
重大なのはインパクトヒットに攻撃力の大半を依存しているので、膠着戦に耐えられない点。
防御面でもWが3〜5程度であまり多いとは言えないので、
魔法や射撃に対してそうそう長くは耐えられません。
場所を取らず小回りが効く点等を考慮すると、攻撃的な補助部隊としての使用が考えられます。
キャラクターが乗るとかなり強いですが、
その分射撃が集中しそうなので運用を工夫しないと厳しそうです。


↑2号機。
こちらは車台を自作しました。
クルーと車輪はばら売りで調達。
(部品調達にはSinさんにご協力いただきました。ありがとう御座います)
後は寄せ集めなので10$ぐらいで済んだのはずい分安く済んだと自画自賛。

チャリオットは大きく分けてアーミーリスト上2種に分かれ、
運用も変わってくると思われます。
1つは2台で1つのユニット枠になる比較的安価なチャリオット。
もう1つは、コストもやや高いですが性能も向上していて1つ1枠のチャリオット。
前者を軽チャリオット、後者を重チャリオットと仮に呼称します。

重チャリオットはボアチャリオットがこれに当るので割愛しますが、
感覚的にはモンスターの廉価版みたいな感じで、キャラクター搭乗が前提なようなきがします。
軽チャリオットはこのウルフチャリオットや、
ティラノックチャリオット(ハイエルフ)等あります。
コストが安くT4SAVも5+程度、
ヘヴィキャバルリとライトキャバルリのあいの子みたいな感じです。

ともするとどっちつかずになりそうですが、
ライトキャバルリに随伴する時はダメージベースを担当、
歩兵と行動する時はファストキャバルリ的にと、
状況に合わせて色々な働きができる便利ユニットです。

軽チャリオットは古代のチャリオットに近いので、多くが弓を標準装備しています。
Mが高いので以外と遠くまで射撃を加える事が可能で、
単独行動のモデルに素早く近づいて射掛けたり、
幌馬車戦法みたいにまわりを周回しながら視界外から射撃したり嫌がらせも得意。
とにかくいろいろ小器用にこなせるのが特徴です。


↑自作の車台。
プラ板にパテを盛って木目のモールドを作り、
金属板はプラ板にウェーブのリベットパーツを貼りました。
追加クルー用のプラットフォームは見ての通り。
一段高くしてまわりをシールドで囲んであります。
純正版のほうも基本的には同様の構造です。

ウルフチャリオットの能力
クルーがバカみたいに安いのでフル装備でも70p弱。
でもクルーの能力は殆どチャリオットの能力に関係無いので、
費用対効果が格段に向上しています。
また引っ張ってるのがウルフでM9と高速なため、
2ターン目には対戦相手の初期配置エリアに侵攻可能。
クルーの人数が普通のチャリオットより多くて(基本3人最大4人)
射撃の方もギリギリ使用可能な感じです。
ポイントが安くて撃破されてもさほど痛くないのも強み。
サイスも標準装備で強襲ユニット(鉄砲玉)として大変優秀です。
唯一の欠点はLdの低さ。
パニック起こしやすいのはちょっと注意が必要かも。


↑こちらはヨーク部分。。
軸受けはGWのプラランナーに良い形の部分があったので、
それにパテでモールドをつけました。
ヨークは炙って形を変えたランナーにタコ糸を巻いてあります。
飾りにスネークスォームの蛇をくっ付けました。


ウルフチャリオットは1台だと枠が勿体無いですけど、
2台入れるとなかなか面白い働きをします。
是非2台以上で使ってみてください。

ちなみに純正品にはスペキャラで、
トロール食らいの”太っちょグロム”のチャリオットもあります。
そちらはウルフが3頭立てだったりします。
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