音声データをIPネットワーク上でやり取りするための「VoIP」(Voice over IP)という技術を利用している電話。インターネット網を使う「インターネット電話」と、独自のIPネットワーク網を使うものとがあります。
一般加入電話と比べて、安い通話料金で利用できるのがメリット。サービスによって差はあるが、全国一律3分7.5〜20円程度と、格安の長距離通話が可能となっている。また、パソコンどうし、サービスによってはユーザーどうしの会話を無料としている場合もあります(ただし、基本料金が別途必要なサービスもあります)。
現在、電話機から電話機にかける「Phone to Phone」、パソコンから電話機にかける「PC to Phone」、パソコンからパソコンにかける「PC to PC」の3種類があります。
IP電話はまだ登場して間もないということで、音質や声の途切れなどの品質がわかりにくいようです。IP電話サービスのサイトには「インターネット網を使っているため、回線の状況によって音が途切れることがある」と明記されている場合がある。逆に通話ごとの帯域保証を行い、信頼性をうたったサービスもあります。
声の途切れは、1日に一度あるかないか。しかし、56Kbpsアナログ回線やISDNで利用した場合は、音質には大差はなかったが、約5分に一度、途切れるということが起りました。