現在利用できる光ファイバー接続サービスの最大通信速度は100Mbps。これは、ほかのブロードバンドサービスと比べて圧倒的なスピードです。特徴は、サービスエリア内であれば、理論上どの場所でも通信速度が変わらないこと。ADSLと違って、実効速度は電話局からの距離に左右されず、ノイズにも強いのです。
送信（上り）と受信（下り）の通信速度が同じ点も、光ファイバー接続ならでは。ADSLやCATVインターネットでは、受信速度が送信速度よりも高速になっているが、光ファイバーの場合は、均等です。
総務省によると、8月末時点の光ファイバー接続利用数は約10万加入。ADSLの約390万加入、CATVインターネットの約176万加入に比較すると、普及率はかなり低い。まだ提供エリア自体が狭いため、利用数も少ないのでしょう。
しかし今年に入って、NTTが提供する光ファイバー接続サービス「Bフレッツ」の提供エリアが大きく拡大され、電力会社が提供するサービス（電力系FTTHサービス）も始まるなど、利用できる地域は急速に増えています。
総務省では、2005年度にはADSLとFTTHの加入数が逆転するとみているが、逆転はもう少し先になるとの意見も多いです。