アクセス管理者の承諾なしに他人のコンピュータに無断で侵入することです。手口としては、他人のパスワードを使ってシステムに侵入する方法や、セキュリティホールを発見してそこから管理者権限を乗っ取る方法などがあります。
不正アクセスといっても、興味本位のものと、個人情報の収集や踏み台にすることを目的としたものがあります。いずれも法的には処罰の対象になります。
一般に個人のパソコンの情報を目的とした不正アクセスはほとんどないといわれるが、ストーカーなどに狙われる可能性がないとはいえません。おそらく多くの人が、何らかの形でパソコンの中に自分の住所や電話番号、勤務先などの個人情報を記録しているでしょう。また、IDやパスワードのたぐいを忘れないよう記録している人も多いのではないでしょうか。ひとたび不正アクセスされれば、これらすべてが盗まれる危険にさらされてしまいます。ショッピングサイトのIDとパスワードで買い物をされる可能性もあります。パソコンを勝手に操作されてシステムを破壊されることも考えられます。自分のパソコンに被害がなくても、踏み台にされてしまえば、自分が加害者になってしまうこともありえます。